2016年のプロ野球では、広島の新井貴浩、阪神の福留孝介が2000本安打(日米通算)。広島の黒田博樹が日米通算200勝を達成した。
来たる2017年シーズン。投手の200勝達成は難しい状況だが、打者では2000本安打を達成する打者が複数現れそうだ。
中日・荒木雅博(通算1961安打)
現役選手の中で2000本安打に最も近いのが、今年40歳を迎える荒木だ。
2000本までは残り31本。2016年シーズンは97試合で71安打だけに、順調にいけば記録達成は間違いない。
ロッテ・福浦和也(通算1932安打)
ロッテ一筋24年目。「俺たちの福浦」とファンに愛されるベテランも大記録まで、あと68本と迫った。
2016年の出場は36試合にとどまり、20安打と2015年の47安打からは半減している。記録達成のためには出場機会の増加が必須だ。
巨人・阿部慎之助(通算1917安打)
巨人の主軸を務める阿部も、2000本安打まであと83本だ。
記録達成となれば、巨人生え抜きの大卒選手では1971年の長嶋茂雄氏以来2人目の快挙。2016年シーズンは91試合出場で104安打。ケガさえなければ、達成は難しくない。
現在捕手の座は小林誠司に譲っているものの、2000本安打の捕手は野村克也氏、古田敦也氏、谷繁元信氏に続く4人目となる。
ソフトバンク・内川聖一(通算1896安打)
球界屈指の安打製造機も名球会入りまで、残り104安打と迫っている。
横浜時代の2008年からソフトバンクの4番を務めた2016年まで、9シーズン連続で145安打以上を達成。例年通りであれば、2017年の記録到達は間違いない。
今年3月からはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)も開催される。内川はチームメイトの松田宣浩とともに、日本代表に選出されており、こちらでの活躍も期待される。
阪神・鳥谷敬(通算1872安打)
阪神の顔といえる鳥谷も2000本安打まで残り128本と迫っている。
2016年はショートのポジションは北條史也に奪われるなど、本調子とはいえばかったものの、106安打。2005年から2015年まで135本以上のヒットを放っており、2017年での記録達成は射程圏内だ。
ショート一本で臨むと誓った2017年、コンスタントな出場が鍵となる。
青木宣親(日米通算1965安打)
2017年シーズン、シアトル・マリナーズからヒューストン・アストロズへと戦いの場を移す青木。日米通算2000本安打(NPB1284本、MLB681本)まで残り35本まで迫っている。
メジャー移籍後も100安打を切ったことはなく、2000本安打達成はほぼ確実。3月から開催されるWBCの日本代表にも選ばれている。