アメリカ・ジョージア州アトランタで、解体業者の勘違いによって、ある女性の家が誤って取り壊されてしまうトラブルが起こりました。
家が解体された当時、家主のスーザン・ホジソンさんは旅行に出かけていたということです。
地元テレビ局WAGA-TVの報道によると、旅行中のスーザンさんの元に、近所の人から「家を取り壊すのか」と電話がかかってきたといいます。
「私が『そんな予定はない』と答えると、近所の人は『(私の)家が取り壊されている』と教えてくれました」
その後、近所の人が解体業者に事情を聞こうとすると、「黙って自分のことだけ考えてろ」と荒い口調で追い払われてしまったそうです。
代わりにスーザンさんの親族に様子を見に行ってもらうと、業者は住所を間違えてしまったことを認め、現場から立ち去ったといいます。
こちらが、解体後のスーザンさんの家です。
家屋が完全に破壊され、取り壊された後の木材が積み上がっている様子が確認できます。
当時、家には誰も住む人がおらず、空き家状態だったそう。しかし、長い間大事に手入れをしてきた家を勝手に取り壊され、スーザンさんは「ショックを受けている」と話します。
AP通信のインタビューで、スーザンさんはつらい心境を明かしました。
「私は激怒しています。目が覚めると、いまだに本当に起こった出来事なのか、疑ってしまいます。ショックを受けています」
「なぜ人のものを壊した後、そのまま車で走り去ることができるのでしょうか?」
「私はただ、彼(=解体業者)が起こした問題を解決してくれることを願うだけです」
スーザンさんはすでに警察に被害届を提出し、弁護士とも協議中だといいます。しかし、22日の時点で業者からの連絡は来ていないと訴えます。