国民的人気アニメ「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日系)で「野原しんのすけ」役を演じてきた矢島晶子さんが、6月29日放送回をもって降板した。
テレビ朝日は1日、矢島さんが29日放送回で降板することを発表。
矢島さん本人から「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなり、キャラクターの声を作る作業に意識が集中して、役としての自然な表現がしづらくなった」と申し出があったのが降板理由とのこと。
しんのすけ役からは離れるが、声優としての活動は続けていく。
矢島さんは、1992年4月の放送開始から26年にわたり、しんのすけ役を演じてきた。後任には小林由美子さんが決定している。
最後の放送では…
矢島さん最後の出演回である29日は、「野原家プリンウォーズだゾ」「防衛隊の会議だゾ」の2本を放送。
それが終わった後に、「いつものオラだゾ」と題したショートエピソードが放送された。
そこでは、チョコビを食べるしんのすけや、アクション仮面を観るしんのすけ、家族で過ごすしんのすけなど「いつものしんのすけ」が描かれていた。
「あ〜オラ毎日楽しい!」
これが矢島さんが演じる、しんのすけの最後のセリフだった。
以下、公式サイトに掲載された矢野さんのコメント全文。
27年間、春我部の「嵐を呼ぶ5才児」と一緒に過ごして参りましたが、この度、野原家から離れることに致しました。
理由は、しんのすけの声を保ち続ける事が難しくなった為です。
キャラクターの声を作る作業に意識が集中し、役としての自然な表現が出来にくくなってしまった為です。
長い間、皆様に親しんで頂き、本当に感謝しております。
「しんのすけ」というキャラクターとは離れますが、声の仕事には関わっていきます。また別の機会に他のキャラクターでの私の演技を受け取って頂けましたら幸いです。
27年間、ありがとうございました。