「不謹慎狩り」が渦巻くSNS  一般人はどう対応する?

    識者に聞きました。

    九州を襲った地震以降、「不謹慎狩り」という風潮が広まっています。

    Ameba / Via ameblo.jp

    紗栄子さんの公式ブログ

    例えばタレントの紗栄子さんが、被災者のために約500万円を寄付したことをブログに公開したところ、ネット上では「好感度上げたいの?」と批判する声が挙がりました。

    また、長澤まさみさんは地震発生直後に笑顔の写真をInstagramに投稿したら「不謹慎だ」との声(現在は削除)。矢口真里さんは、ブログで募金活動について書いただけで「出しゃばるな」と言われました。

    なぜこのような風潮が広まるのでしょうか? BuzzFeedは、ネットに知見があり、多くのWEBメディアを運営する編集者の中川淳一郎さん(@unkotaberuno)に意見を求めました。

    中川淳一郎

    中川淳一郎さん

    ーー「不謹慎狩り」を見ていてどう思いましたか?

    他人の人生にケチをつけるって虚しい人生だな、としか思えません。やりたい人はやり続け、それが自分をより惨めにしていることに気付かない限り、その方は魅力的な人間とは言えないでしょう。

    叩かれる側は気の毒です。そういった方々が少しでも平静を保つには、叩く方々を憐みの心で見てあげることだと思うんですよね。多分、惨めな人というのは、いろいろ苦しんでいるのでしょう。

    人生はトレードオフで成り立っているので、こうしたところで叩くということは、普段、職場などで無駄に叩かれてそれの反動なのかもしれません。何はともあれ、こうしたくだらない方々とはいかに距離を置くかが重要です。

    しかし、接点を運悪く持ってしまった場合は、きちんと憐みの気持ちを持つ寛容さをもち、自らがまともであると改めて思うことが大事です。

    思えば東日本大震災の時も「高いワインを飲んだ」というだけで、誰かが叩かれていました。ただ、私は東日本大震災の時よりはマシだと思っております。

    ーーそれはネットの流れが変わったのでしょうか?

    東日本大震災の時は、デマをデマと見破るのに時間がかかっていました。今回はデマを見抜くのが速いのと、「不謹慎と言うヤツこそ不謹慎」であるという認識がそれなりに生まれています。

    それこそ3.11の時は「不謹慎厨」どまりだったのが「不謹慎狩り」と進化し、そういった方々を第三者が非難するような流れになっています。マシになったと私は考えております。


    ーー芸能人だけではなく、一般人も標的になっています。気をつけることは?

    バカのことはきちんとバカだと評価されるようにネットも成熟しています。淡々とリツイートをするなどし、そのバカを晒していきましょう。

    さすればそのバカに非難が寄せられ、ますます意固地になったそのバカが自滅し、いずれは炎上し、IDを消して逃亡するでしょうね。

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