痴漢被害の「ブラックボックス展」 主催者があらためて謝罪 今後の活動に意欲も

    「大きな過ちを犯したと感じている」

    「痴漢被害を受けた」と訴える声が複数上がり、問題になっていた「ブラックボックス展」。

    7月31日、主催者の「なかのひとよ氏(@Hitoyo_Nakano)」が自身のブログであらためて謝罪をした。

    ブラックボックス展は、5月6日から六本木のギャラリー「ART & SCIENCE gallery lab AXIOM」で開催されていた「なかのひとよ氏」の初の個展。

    暗い部屋に入るという内容で、その中で「キスをされた」「胸を揉まれた」と痴漢被害を訴える声が多数上がっていた

    これをうけ、なかのひとよ氏は6月21日、Twitterに謝罪文を投稿。

    <お知らせ> ネット上に投稿されております #ブラックボックス展 の被害報告と騒動につきまして、ご来場者さまをはじめ、ギャラリーの皆さま、過去展示作家の皆さま、フォロワーの皆さま、全ての関係者の皆さまに多大なるご心配・ご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。

    Twitterでは、痴漢被害には言及せず、「ご心配・ご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます」とした。

    また、犯罪行為・幇助は本展の目的ではないとし、結果的に「そのような報告が挙げられている現状につきましては、とても悲しく、残念に思っております」とも投稿していた。

    この日投稿された「BLACK BOXとこれから」とブログでは、あらためて「多大なるご迷惑・ご心配をおかけしている」と謝罪。

    「結果として現場で確認された事態・またその他の報告に挙げられる問題行為が行われていたとすれば、表現者として重要な使命を適切に果たすことが出来なかったことに、重い責任を感じております」とコメントしており、報告された問題行動については、現在も究明を急いでいるとした。

    一方、前回のTwitterと同じく痴漢被害についての言及は今回もなかった。

    ブログ最後では、BLACK BOX展について「不本意な結果に終わったことと、未然に予見できなかったことなどについて、大きな過ちを犯したと感じている」と再び謝罪。

    その上で「もし許されるのであれば」として、「これから私に何ができるのかを問い続けながら、前進していきたい」と今後の活動に意欲をみせた。

    被害を受けた女性らは、近く、主催者らに対して、損害賠償を求める裁判を起こすことをBuzzFeed Newsの取材に明らかにしている