プロ野球・日本シリーズ2018は11月3日の第6戦、ソフトバンクホークスが勝ち、2年連続の日本一に輝いた。
ソフトバンク3勝、広島1勝で迎えた第6戦。ソフトバンクは4回表、1死二、三塁から西田のスクイズで1点を先制する。
5回表にはグラシアルの本塁打を追加点。その後、両チームとも得点を奪うことができず、2対0でソフトバンクが勝利。2年連続日本シリーズ制覇を成し遂げた。
今季限りでの引退を表明している広島・新井貴浩は8回、先頭打者として代打で登場した。
広島県出身の新井。07年にフリーエージェントで、阪神タイガースに移籍。しかし、自由契約となって15年に古巣に復帰した。同時に、低迷期の広島でともに戦ってきた盟友・黒田博樹も大リーグから復帰。
翌16年、チームは25年ぶりのリーグ優勝に輝き、そこからリーグ3連覇を果たす。
9月5日に、新井は今年限りでの引退を表明した。その際、「かわいい後輩たちと日本一になって、うれし涙で終われれば最高」と語っていた。
そのキャラクターから広島ファンはもちろん、野球ファンからも愛されていた新井。
8回に代打で登場するも、ソフトバンク2番手の武田の前に遊ゴロに終わる。これが現役最終打席となり、20年間の現役生活にピリオドを打った。