国際女性デーの3月8日、東京・大阪・名古屋など各地で多くの人々がウィメンズマーチに参加しました。
オンラインでも集会を開き、コロナ禍ということで実際のマーチは感染対策をした上で人数を絞って行われました。
東京でのマーチは、国連大学前を出発し、渋谷の町を行進。
参加者は、伝えたいメッセージを書いたプラカードや、国際女性デーのシンボルの花である「ミモザ」などを手に歩きました。
BuzzFeed Newsは、東京でのマーチの参加者に「この国際女性デーにあなたが伝えたい、日本社会で変わってほしいことは?」と聞きました。
「性暴力をなくしたい」
「ステイホームをしないといけない今、家が安全な場所でなく、暴力を受けている人もいることを知ってほしいです。私も以前、自分の家が安全と思えない経験をしたことがあります」
「性暴力をなくしたい。構造的に変えていかなければいけない問題だと思います」
「子どもたちに正しい性教育を」
「私の友人や知り合いなどでも、彼氏がきちんと避妊をしてくれずに妊娠し、経済的な理由などで中絶をせざるをえなかった人が何人もいました。コンドームの付け方など基本的な避妊の知識がない人がたくさんいます」
「人生を左右するような重要なことなのに、義務教育の現場では、正しい知識が十分に教えられていないと思います。性について学ぶことが『恥ずかしいこと』や『タブー』とされることが、誤った認識を広めていると感じます」
「選択的夫婦別姓の実現」
「選択的夫婦別姓を実現してほしいです。私自身、仕事に海外へ行く時も、仕事で使っている旧姓と結婚後の名前とを使い分けているため、ホテルのチェックインなどで問題が起きることも」
「海外から日本へ戻ってくると『こんなにも女性が差別されているのか』と感じます」
「Stand with Females.(女性と共に)」
「今日のウィメンズマーチももっと男性の参加があると思いましたが、少ないように見えます。女性をめぐる社会課題は皆で取り組んでいかなければ解決しません」
「もっと多くの男性がこの問題に興味を持ち、積極的に動いていければと思います」
「女子に自信を」
「今、高校2年生なのですが、学校で女子生徒の自尊心が男子生徒と比べて低いと感じます。女子生徒ももっと自尊心を持てるような教育をしてほしいです」
「また、クラスでも『リーダーになるのは男子の方が向いている』や『理系は女子より男子』というような意見も耳にします」
「今日はTwitterでマーチについて知り、父親に『一緒に行こう』と声をかけて一緒にきました」
「いち早くジェンダーイクオリティーの実現を」
「今日は娘と一緒にマーチにきました」
「ジェンダーイクオリティをと訴えたいです。女性の声をもっと社会に届けて行くべき。そうすれば男女問わず生きやすい社会になるはず」
「I'm a feminist. I'm a TRA(私はフェミニストで、トランスライツ・アクティビストです)」
「フェミニストの人たちの中には、トランスジェンダー女性を排除するような発言をする人もいます」
「私はフェミニズムから『自分の生きたいように生きる』『自分らしく生きる』ということを学びました。なので、トランスライツも尊重したいと、そう思います』
「黙らない。わきまえない」
「黙らない。わきまえない。昨日も、今日も踏みにじられる毎日にうんざりしても、声を上げずにはいられない」
「一つずつしか変わっていきませんが、おかしいと思うことにはきちんと声をあげていきたいと思います」
「女性の意見が通る社会へ」
「女性の意見が通らない現場が多いと思います。女性が人生を通して経験してきたこと、意見が反映される社会になってほしいと思います」
「性暴力をなくしたい」「オジさん政治はもうゴメンだ」
「女性への性暴力がいまだになくなりません。セクハラも含め、性被害をなくさない限り、女性が生きやすい社会にはなりません」
「二つ目の点に関しては、森氏の一件で女性も手応えを感じたと思います。(そのような発言をする人は)もう引退してもらわないと、社会は変わっていかないと思います」