札幌など各地での大雪に続き、首都圏でも2月10日、雪が降っています。
気象庁は10日午後4時すぎ、東京都の一部に大雪警報と着雪注意報を発出。「東京地方では、10日夜のはじめ頃から11日未明まで大雪に警戒してください」と呼びかけています。
雪道を安全に歩くために気を付けるべきことは。歩き方のコツは。
札幌市を拠点に雪道での転倒防止の啓発などをする「ウインターライフ推進協議会」に話を聞きました。
ウインターライフ推進協議会の担当者はBuzzFeed Newsの取材に、こう話します。
「雪道では、歩き方を少し注意することで、転びにくくなると思います。また、滑りやすい箇所を知っていることで、気を付けることができます」
協議会が作ったパンフレットと、担当者のアドバイスを紹介します。
転びにくい歩き方のコツは…
協議会によると、雪が積もったり、路面が凍ったりしている場所で歩くコツは大きくわけて3つです。
1 靴の裏全体を路面につけて歩く
2 小さな歩幅でそろそろ歩く
3 急がず、焦らず、余裕を持って歩く
路面をよく見て歩き、つるつる凍っている路面では歩幅を小さくします。
重心をやや前におき、できるだけ足の裏全体を路面につけて「すり足」のような歩き方をすることがポイントだといいます。
雪の残っている場所ではすり足では歩きにくいため、その時は足裏を平らに、裏全体を路面につけ、小さな歩幅で歩きます。
街中で滑りやすい場所は…?ここは要注意!
雪が降ったり、路面が凍っている時、街中で滑りやすい要注意なポイントはこちらです。
・横断歩道
・バスやタクシーの乗降場所
・地下鉄駅や地下街からの出入り口付近
・車の出入りのある歩道
・タイル張りの地下街や店内の出入り口
横断歩道やバスやタクシーの乗り場などは、車や人の往来で雪道が踏み固められやすくなっています。
車がよく通る場所は、車のタイヤに踏まれて固くなり、タイヤの摩擦で磨かれるために滑りやすくなるといいます。
道路の白線の上も薄い氷の膜ができやすいために要注意です。
タイル張りの地下鉄や店内は、靴の裏についた雪や水で滑りやすくなります。
ウインターライフ推進協議会のサイトでは「転びにくい雪道の歩き方」や「滑りやすい場所」「雪道の靴選び」について、詳細に説明しています。
協議会の担当者は、「北海道では店の前などに靴裏の雪を落とす、たわし上のマットが置いてあり、そこで雪を落としてから入店します。マットがない地域では、自分で雪を落としてから入ると滑りにくくなります」と話します。
サムネイル:ウィンターライフ推進協議会