日本海側を中心に広い範囲で大雪の被害が相次いでいます。
気象庁によると、雪は3連休の1月10日ごろまで降り続きます。
屋根からの落雪、路面や水道管の凍結、雪崩のほか、道路での立ち往生や停電の被害も広がっており、警戒が必要です。
命を守るために、自宅でできる「停電への備え」と「停電発生時の対応」についてまとめました。
停電に備え、防災グッズに懐中電灯や携帯型ラジオ、そしてその電池を入れておきましょう。
また、スマートフォンやモバイルバッテリーを充電しておきましょう。
停電が起きたときのために、液晶画面を暗くするなどのスマートフォンのバッテリー節約テクをあらかじめ確認しておくと役に立ちます。
夜間の停電発生時、暗い中で動くことは危険です。リビングや寝室などに懐中電灯や停電時にも使える足元灯を備えましょう。
また、大雪の場合は視界が悪くなり、家の外にいると遭難や凍死のおそれもあり危険です。やむを得ない場合をのぞき、なるべく屋内にとどまりましょう。
停電が起きたら、火災に注意
火災を防ぐため、灯や暖をとる目的でろうそくを使うのは極力避けましょう。
代わりに大きな灯がなくても、懐中電灯やスマートフォンのライトの上に水を入れたペットボトルを置いたり、白いポリ袋をかぶせたりすることで、部屋を照らす灯が作れます。
停電した際は、ブレーカーを落とし電気器具のプラグをコンセントから抜き、電源が落ちていることを可能な限り確認してください。
電源スイッチが入ったままの電気ストーブなどの電化製品がある場合、停電が終わって再び通電した時配線から火災が発生する危険性があります。近くに燃えやすいものを置かないことも大切です。
IHクッキングヒーターの家庭は、ガスボンベを使うカセットコンロを防災用に備えておくと安心です。
大きな鍋の底などがカセットコンロのボンベ部分に触れると過熱して爆発するおそれがあるので、使用の際は注意してください。
電気を必要とする医療機器などを使っている場合は、非常用電源を備えておきましょう。
一酸化炭素中毒にならないよう注意を
家庭用電源が不要な石油ストーブや、カセットボンベを燃料として使うストーブなどの暖房器具があれば安心です。
ポータブルの石油ストーブなどを使用する場合は、こまめに換気をして一酸化炭素中毒にならないよう気をつけてください。
使い捨てカイロなども用意しておきましょう。保温アルミシートは保温性があり軽くてかさばらず携帯用に便利です。
出典:内閣府「大規模地震発生!どうする?停電」、内閣府防災「大規模地震時における電気火災対策編 全体版」、消防庁消防大学校消防研究センター「地震後の火災防止について(注意喚起)」、気象庁札幌管区気象台「防災メモ・冬の地震対策」、札幌市「冬の地震に備えて」