え、ちょっと待ってぇな。これ英語ちゃうやん、関西弁やん!ビオレのメッセージが秀逸

    メンズビオレのパッケージにある、アルファベットの文章が話題です。

    英語かと思ったら…関西弁やんか!!!!

    セブンイレブンである化粧水を買った男性が、衝撃の内容をTwitterにアップをすると、その秀逸さに、ツイートには34万以上のいいねがついた。

    その化粧水ミストがこちら。

    ボトルには、このようにアルファベットで書いてある。

    Are ! Yo Mitsuketana. Kore. nihongo yanen. Mainichi isogashii Men’s ni relax to refresh wo todokeru Smart skin care yade.

    そう。スタイリッシュなデザインで英語と見せかけてアルファベットで書いてあるのは、関西弁での文章。書き直すとこうなる。

    あれ!よー見つけたなあ。これ、日本語やねん。毎日忙しいメンズに、リラックスとリフレッシュを届ける、スマートスキンケアやで。

    化粧水ミストに加えてジェル洗顔料と洗顔シートもあり、包容力のある関西弁での応援メッセージが書かれている。

    Sura sura yomeru yaro. Kore nihongo yanen. から始まる文章。以下、一部を抜粋して記載する。

    Tamaniha iyana Kotomo aruyan. Dekaketaku nai himo aruyan. Sonna tokimo ganbatteru anta ga sukiyade. Seyakedo muri senkotomo daijiya.

    Yasundemo eenen. Nigetemo eenen. Chanto gohan tabete kao aratte soredakede rippa na kotoya.

    Nanka okan mitaini natte moutakedo iitaikoto ha koredake.
    Ganbarandemo eenyade.

    声に出して読んでみると、「ああ。せやんな。ぼちぼち休まなあかんよな」と、涙がほろり、流れそうになるのはなぜだろうか。

    アルファベットの関西弁…読みにくいな!と思った方用に、日本語でもあたたかいメッセージを記載する。

    たまには嫌なこともあるやん。出掛けたくない日もあるやん。そんな時も頑張るあんたが好きやで。

    せやけど、無理せんことも大事や。休んでもええねん。逃げてもええねん。

    ちゃんとごはん食べて顔洗ってそれだけで立派なことや。なんかおかんみたいになってもうたけど、言いたいことはこれだけ。頑張らんでも、ええんやで。

    頑張りすぎる現代人へのメッセージ

    なぜ、関西弁の文章をアルファベットで表記したのか、花王のビオレ事業部ブランドマネージャーの原直司さんに聞いた。

    商品開発にあたり、パッケージデザインで、アルファベットを用いたスタイリッシュなデザインになることは決まっており、「どうせなら、読んだ人にほっこりしてもらえ、楽しんでもらえるものに」と、このようなメッセージになったという。

    同商品は花王とセブン&アイグループが共同で開発した。関西弁になった理由は、共同開発チームに「関西人が多かったから」。

    コンビニでの販売ということもあり、商品のターゲットは「忙しいビジネスマン」。「肩の力を抜いて、心に余裕を持っていこう」というメッセージを届けたかったという。共同開発チームのメンバーも、関西から東京に出てきて働いていたため、その実体験も生きた文章となった。

    Are! Bare chai mashita?

    @MensBiore_jp

    6月20日からセブンイレブンの店舗などで発売されているこの商品。発売開始から約2カ月半、TwitterなどのSNSで「関西弁や」「いいこと書いてる」などの反応も数回あったというが、今回のように大きく話題になったことに対しては「メンバーも素直に驚いています」ということだ。

    9月6日朝には、メンズビオレ公式のTwitterアカウントが、"Are! Bare chai mashita?"と、話題になったツイートを引用リツイートして発信した。

    ツイート主はそのツイートに"Are! mitsukatte shimota."と、関西弁のアルファベットで返信。メンズビオレ公式も"oh kini !"と返すやりとりが見られた。