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「数十年に一度しかない重大な災害が迫っている」台風19号で“大雨特別警報“が発令、東京や神奈川など

台風19号で、静岡、神奈川、東京、埼玉、群馬、山梨、長野に「大雨特別警報」がでました。どんな警報なのでしょうか。

台風19号は、10月12日夕方から夜にかけて、静岡県など東海地方や関東地方に上陸する見込みだ。

12日午後3時半ごろには、静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県に「大雨特別警報」が出された。

大雨特別警報とは、「数十年に一度しかない重大な災害が迫っている」という意味の警報で、最大限の警戒が必要だ。

避難できる状況であれば、ただちに安全な場所に逃れる必要がある。避難するのも危険な状況のときは、自宅の2〜3階や近くの高い建物に避難する「垂直避難」をすることが大切だ。

気象庁は、大雨特別警報の発表にあたり、こう呼びかけている。

「これまでに経験したことのないような大雨となっています。何らかの災害がすでに発生している可能性が高く、警戒レベル5に相当する状況です。最大級の警戒をしてください」

この大雨特別警報は、昨年7月に発生した西日本豪雨の時にも発表されていた。

発令された地域では、今後も雨が降り続き、降水量が警報基準を大きく超えるような大雨が予想される。

「東日本大震災」や「伊勢湾台風」のような「誰もが一度は聞いたことがある災害に匹敵する災害が予想される場合に発表される」。

重大な災害が起こる可能性が非常に高まっており、気象庁は「ただちに身を守るために最善を尽くしてください」と呼びかけている。

また、東京都、神奈川県、山梨県を流れる多摩川や、静岡県の菊川、埼玉県の入間川、越辺川、小岬川などでも氾濫危険水位を超えており、自治体が避難を呼びかけている。