国際女性デーの3月8日、東京でウィメンズマーチが開催されました。
マーチは国連大学前を出発し、渋谷の街を行進。参加者は、伝えたい思いを書いたプラカードや、国際女性デーのシンボルの花である「ミモザ」などを手に歩きました。
BuzzFeed Newsはマーチの参加者に、日本社会で「ココおかしくない?」「今すぐ変わってほしい」と思うことはなんですか?と聞きました。
「緊急避妊薬の市販薬化を」
「先日、パブリックコメントの募集もあったと思うんですけど、緊急避妊薬のスイッチOTC化(市販薬化)を求めます。私も去年、避妊に失敗して緊急避妊薬を使ったんですけど、その時は運よく近くに空いているレディースクリニックがありました」
「でも、もしそれが金曜の夜や休日、旅行先だったら…?と考えると、とても不安です。緊急避妊薬をもらってもやっぱり不安だったし、当事者になって実感しました」
「男性ばかりの、世襲の政治をやっているからずっと変わらない」
「日本社会や私たちが持っているアンコンシャスバイアスのようなものは、政治やそれが作るシステムによって刷り込まれているところが多いと思います。先進国といわれるような日本が、なぜこれだけジェンダーに関して遅れを取っているんでしょうか」
「男性ばかりの、世襲の政治をやっているからずっと変わらない。そこが問題だと思います」
「日本では女性のイメージがすごく画一的」「いろんな女がいるよ」
「日本では女性のイメージがすごく画一的で、すごく狭いと感じています。小学生の時からスカートを履くのが苦手でした。居場所がなかったり、生きづらさを感じたりしたことがありました」
「日本のその抑圧的な雰囲気を変えたいなという思いがあります」
「MY BODY MY CHOICE」「当事者じゃない人が決めている問題が多すぎる」
「緊急避妊薬のこともそうですが、人の体に関することを、当事者じゃない人が決めている問題が色々な場面で多すぎると思います」
「そして、こういう風に意見を言うことにはちゃんと力があるということもみんなに知ってほしい。そういう風に、社会が変わってほしいなと思います」
「国政に男女平等を」「差別を禁止する法律を」
「日本には明確に差別を禁止する法律がない状況です。そこを変えていく必要があります」
「法律を決めている人たちの中心はほとんどが男性。今の選挙方式だと変えていくのは難しいと思うので、クオータ制度などを取り入れていく必要があると思います」
「中絶に関して女性が一人で決める権利がない」
「日本では原則、女性が中絶するには配偶者(パートナー)の許可が必要で、女性が一人で決める権利がありません。逆に言うと、夫が拒否権を握っているという状況が今も続いています」
「私はそれを廃止して、日本でも出産の強要や妊娠の継続が起きないようにしていくべきだと思っています。私たちの産まない権利、選択が著しく侵害されていると思います」
「様々な考え方の色々な人が安心して、尊重されて生きていけるような社会にしたいと思っています」