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「一部の弁当容器、紙製にします」ファミマ、プラスチック削減で

ファミリーマートが、弁当・寿司の容器の一部を紙製に変更して販売します。プラスチック使用量削減の取り組みです。

ファミリーマートが3月30日から、弁当・寿司の一部商品の容器を、プラスチックから紙製に変更する。

商品の大半がプラスチックで包装されているコンビニでの、プラスチック使用量削減に向けた第一歩だという。

紙製容器に変更されるのは、3月30日に関東地域で発売の「炙り焼鮭といろいろおかず弁当」や、4月6日に沖縄県以外の全国で発売の「さば寿司詰め合わせ」など。

ファミリーマートによると、従来のプラスチック製容器と比べ、1食あたり約40%のプラスチック使用量の削減が見込まれるという。

プラ削減、食品ロス削減など環境対策

ファミリーマートは、商品の容器や包装に環境配慮型素材を使う割合を2030年までに60%、2050年までに100%に引き上げることを目標に掲げている。

これまでにも、商品の包装の変更を進めていて、サラダ全品に関しては2020年4月までに環境配慮型容器への切り替えを完了し、年間約900トンの石油系プラスチック削減量が見込まれるという。

また、サンドイッチの包材を12.5%薄くすることでプラ使用量を減少。ファミマカフェのマドラーを木製に変更したり、ストローを使わないタイプのフタを導入したりしている。

このほか、省エネ型機器を導入などによる温室効果ガス削減や、コンビニ業界で大きな課題となっている食品ロスの削減も目指すという。

ファミリーマートの「サステナビリティ報告書2020」によると、同社の2019年度の食品廃棄物量は6万6139トン。

食品廃棄削減の取り組みなどにより、2017年度の7万4207トンに比べると減少しているが、課題は残る。

さらなる食品ロス削減を目指すために、うなぎ弁当やクリスマスケーキなどの季節商品の予約販売強化や、商品の発注精度の向上などの方法で取り組むという。

2030年までに食品ロスを50%削減、2050年までに80%削減を目指す。

コンビニ業界で進むプラ使用量削減の動き

コンビニ各社はプラスチック使用量の削減を進めつつある。

ローソンは今年1月、店内調理サービス「まちかど厨房」の弁当の一部容器を紙製に変更すると発表した。

ローソンによるとこの変更で、年間で約250トンのプラスチック削減につながる。

また、「MACHI café」のアイスコーヒーのS・Mサイズの容器や、弁当・麺類の容器の一部でもプラ製から紙製に変更している。

セブンイレブンでも同様の動きがあり、2020年6月から、首都圏で販売する「チルド弁当」の容器をプラ製から紙製に変更し、順次全国に拡大している。

サラダカップ容器も2015年度から環境配慮型の容器に切り替えた。


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(サムネイル:時事通信)