新型コロナウイルス(COVID-19)の予防には、手洗いが大切って言われてますよね。
でも実際、急いでいると、ついつい忘れてしまったりもする…。
そこで、東南アジアのある国の保健省が、若者に人気の歌手とコラボレーションし、手洗いの仕方やコロナウイルスについて紹介する歌を作りました。
「手洗いの歌」を作ったのは、ベトナムの保健省。
V-pop(ベトナム・ポップ)歌手のMINさんやERIKさんらと協力し、手洗いを呼びかけるために作られました。
2月23日にYoutubeにアップロードされた動画は、10日間で81万回以上再生されています。
歌手MINさんの公式Youtubeアカウントに掲載された、英語字幕つきのミュージックビデオによると、歌のサビは以下のような歌詞です。
手を洗いましょう。手のひらをまんべんなく、こすり合せるよ!
汚い手で目や鼻、口をさわらず、人混みにはなるべく行かないようにね。
コロナをやっつけるぞ!
手洗いの歌がバズった結果…
なんと、歌がキャッチーすぎて人気を呼び、TikTokのダンスチャレンジまで出来ました…!
ベトナム人俳優でダンサーのクアン・ダンさんが振り付けなどをしたTikTokのダンスチャレンジのビデオは、8万いいねがついています。
ダンスのポイントは、振り付けに「指の間もこすり合せて洗う」「手のひらに指先をこすり、爪まで洗う」などの、手の洗い方のコツが入っていること…!
歌の名前を文字ったハッシュタグ #ghencovychallenge で、ダンスチャレンジの動画を見ることができます。
なんと…あのアメリカの有名番組でも…!
手洗いの歌は「コロナ予防対策がこんなにバズるなんて…!」と、アメリカの有名番組にも取り上げられました。
HBOの番組「ラスト・ウィーク・トゥナイト・ウィズ・ジョン・オリバー」では、有名コメディアンのジョン・オリバーさんが「なんて素晴らしい曲なんだ!!!」と絶賛。
ベトナムの保健省から始まった曲ですが、アメリカのテレビ番組に取り上げられ、各国で知られるまでになりました。
コメント欄には「この曲、最高すぎ…」「かなり直球な歌詞」と各国のユーザーから声が寄せられ、ベトナム出身とみられるユーザーも、「ベトナム発の曲がアメリカにも届いてうれしい!」としています。
ちなみに……
この「手洗いの歌」のダンスチャレンジの振り付けにあった手洗いのコツは重要なので、ぜひご確認を…!
厚生労働省によると、手洗いをする際は、水で手を濡らしたあとに、石鹸をつけ、手のひら→甲→指の間→指先・爪の間→親指→手首と、部分ごとにしっかり洗います。
手を洗ったあとに、しっかりと清潔なタオルやペーパータオルで水を拭き取って乾かすことも大切です。
サムネイル:時事通信=AFP、歌手MINさんの公式Youtube