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ブラジャーって古くなっても捨てにくい…。そんなあなたに、知ってほしいキャンペーンがあります

ワコールが、ブラジャーのリサイクルのキャンペーンを6カ月間実施します。「なんとなく捨てにくい」ブラが、生活雑貨に生まれ変わります。

ブラジャーって、古くなっても、なんとなくゴミ箱には捨てにくい…。

そう思う人も多いのではないでしょうか?

ワコールが、古くなったブラの素材を生活雑貨に蘇らせる、「ワコール ブラリサイクル」を実施しています。

実は10年以上続いているこのリサイクルのキャンペーン。今回は、回収期間が半年間と長く、10月1日に開始し、2021年3月31日まで実施されます。

リサイクルへの参加方法は、洗濯済みの古くなったブラを、家にある紙袋などに入れて封をして、全国に750カ所あるワコールの店舗等に、持っていくだけ。

ブラリサイクルを受け付けている店舗はウェブサイトから探すことができます。

ブラは、ワコールの製品だけでなく、どこのブランドのブラでも大丈夫です。

ワコールは今回、このリサイクルキャンペーンを、服を回収しリサイクル、再生素材を使った洋服を販売するブランド「BRING」と協力して実施しています。

ワコール店舗に持っていったブラは、ワコールを経由してBRINGの提携リサイクル工場に運ばれます。

また、店舗に持っていったブラは、持参した袋に入ったまま開封されずに工場に運ばれ、分別されます。

ブラは、布やワイヤーなど、様々な素材で構成されるため、リサイクル工場でそれぞれのパーツに分別されます。

ワコールの広報担当者によると、それらの分別されたパーツはその後、生活雑貨やおもちゃに生まれ変わるということ。

キャンペーンでは、ブラの回収のみでショーツなどは受け付けていません。

このワコールのブラリサイクルのキャンペーンは2008年に開始し、回収重量からの推定枚数で累計約246万7500のブラをリサイクルしてきたといいます。

これまでは、ブラを産業固形燃料「RPF」にリサイクルしていましたが、今年からは、日本環境設計株式会社が運営するリサイクルプロジェクト「BRING」と協力し、生活雑貨やおもちゃなどにリサイクルされるキャンペーンを展開しています。

ブラって、どうなったら替え時?基準は?

リサイクルに参加したい気持ちはあっても、ブラの替え時ってわかりにくいのが正直なところ。

ワコールが2016年11月に4210人を対象に実施したWEB調査でも、ブラを買い替える頻度は、人によって大きく差があることが分かっています。

買い替えの頻度として40%と最も多かった回答は「半年に1回」で、次に「1年に1回」(27%)が続きました。

一方で、3カ月に1回の人も12%いれば、2年に1回の人も9%いました。

ワコールによる、ブラの買い替え時の基準は、このようなサインです。

ブラを着けてチェックするサインのポイントはこちら。

・からだを左右にひねると、カップが胸から浮く

・両腕を振ると、胸のお肉が脇からはみだしてくる

・バンザイすると、ズルッとブラがズレ上がる

ブラ自体を見てチェックする際はこのようなサインがポイント。

・見た目がくたびれている

・ワイヤーが変形している

・サイドのメッシュゴムが伸びたり、薄くなっている

・カップがしわしわでへこんでいる

ワコールは、「捨てる、ではなく新しく生かす。」を合言葉に、「古くなったブラジャーの役目はそこで終わりません。リサイクルすれば地球の資源として新しく生まれかわります」と呼びかけています。

(サムネイル・イメージ写真:Getty image)