学生時代、探していたプリントをカバンの奥底で発見したという経験ありませんか?
教科書に押しつぶされてくしゃくしゃになってしまった、救いようのない姿に呆れてしまうことも。
そんな発見すると絶望感すら感じるプリントを、折り紙で再現したという投稿がTwitterで話題になっています。
十数年ぶりに折り紙を買って遊んだ テーマは「杜撰な生活」 (一部の人しかわからないと思う)
BuzzFeedは、投稿をしたもにゃゐずみさん(@Monyaizumi)にお話を聞きました。
もにゃゐずみさんは、発明家、コンテンツクリエイターであり、オンライン雑貨店「MONYA」の店長です。
今回の作品は、クリアファイルやトランプといった実用品を制作して投稿している本アカウントではなく、「もにゃのガラクタ」と称したサブアカウントに投稿をしました。
「実用性があるものばかり考えていると思考が凝り固まってしまうので、『ナンの役にも立たないけど、純粋に自分が作ってみたいものを作る』というのを意識的にやるようにしています。今回の作品(?)もそのうちの一つです」
この投稿には、なんと9万を超えるリツイートと39万近い「いいね」が!
多くの人が一度は見たことがあるだろう紙の姿に、リプライ欄では「これホームルーム終わったあとに急に返された小テストでやりがち」「レシートのはたまに小銭包んである」など、多くの共感の声が集まっています。
この反応に、もにゃゐずみさんは「自分だけではないだろうな、とは想定してましたが、共感の声が想定以上で驚いてます。世界中こんな紙で溢れかえってそう」と、驚いた様子。
そして、「表現としては正しいので”杜撰な生活”って、比較的マイナスな言葉を使いましたけど、僕は別にこの生活で問題ないと思ってます」と続けます。
「むしろこのくらいの杜撰さを保って生きていきたい。自戒自省より、『わかるわ笑』みたいなふんわりした反応が多かったのがよかったです」
投稿には、他のユーザーから実際にカバンやポケットから出てきたという紙の写真も寄せられており、経験者が多いことがうかがえます。
「真面目に作ったらどうなるのかなと....」
ところで、なぜこの作品を作ってみようと思ったのでしょう。
「まさに僕のバッグの底から例の”謎の紙”が出てきたときに、これを真面目に折り紙として作ったらどうなるかなと....」
見慣れてはいるけれど、再現してみようという人は少ないのではないでしょうか。
もにゃゐずみさんのユーモア溢れる発想に、感動するばかりです。
「フリーズファイル」
もにゃゐずみさんの作品は、過去にも話題になることがたくさんありました。そこで、一番のお気に入り作品を聞いてみました。
「全て全力で作っているので、一つに絞るのは難しいです。しかし、強いて言うなら、今のスタイルで活動をするきっかけになった”フリーズファイル”かもしれないです」
資料を入れると「あの絶望感」を体験できるクリアファイルを作ってます
「パソコン作業をしていた時に突如応答なしになるあの惨状を、わざわざ再現するという一種の異様さを含みながらも、クリアファイルとして生活に溶け込める形にできたのが嬉しかったです」
フリーズファイルをはじめ、一部の作品はオンラインストアで販売しており、購入した人からの声も、強い励みになっているのだそう。
次回の作品が待ち遠しいですね!
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