「素敵すぎて泣けました」それまで見えていなかった色を見たお父さん、感動的な瞬間に涙

    世界が広がることって、嬉しいことなんだろうなあ❤️

    色覚障害を持つお父さんが、それまで見えていなかった色を確認できたときの反応が大きな反響を呼んでいます。

    娘のJennyさんが自身のTwitterに動画を投稿したところ、2万近いリツイートと7万4千を超える「いいね」が集まっています。

    リプライ欄でも「素晴らしい映像をありがとうございます」「素敵すぎて泣けました」など、感動の声が寄せられました。

    パパが色盲なんだけど、お兄ちゃんが色が見えるようになるメガネをプレゼントしたんだって!!🎁 「こう見えるはずなの!?」って驚いて色を呟いてる動画が送られてきた! よかったねぇーーーー🥳

    Twitter: @lucky_jei

    ※色盲との表記がありますが、正確には色覚障害です。

    お父さんの姿を撮影しているのは、Jennyさんのお兄さん。

    お兄さんは以前、SNSで「初めて色が見えた人が喜んでいる動画」を見た経験があり、同じようなメガネをお父さんに贈ろうと考えていたといいます。

    「その時は『度入り』のメガネにしようと思い、父に『色が見えるメガネを注文するから度数を教えてくれ』とお願いしたら、『別に生活できてるし、めんどくさそう、高価そうだからいいよ』と断られました」

    しかし、お父さんのお友達と一緒に、普段かけているメガネの上から装着できるタイプの「色覚調整メガネ」をプレゼントしたのだそう。

    お父さんはメガネをかけると、初めて確認できた一つひとつの色に感動。

    メガネが贈られた沖縄県那覇市で、目の前に広がるきれいな海や青空の景色を、心から楽しんでいる様子が動画から伝わってきます。

    「紫は生まれて初めて見えたはず!」

    Jennyさんは、もう一本の動画をTwitterに投稿しました。

    そのツイートには「紫は生まれて初めて見えたはずなの!」と記されています。

    続き!小さい子みたいになっててかわいい😍紫は生まれて初めて見えたはずなの!

    Twitter: @lucky_jei

    メガネをかけてから、どんな色が見えるようになったのでしょうか。

    お父さんに聞いてもらいました。

    「メガネをかける前は、『どうして信号の緑はほとんど白に見えるんだろう?』といつも不思議に思っていました。でも、今回もらったメガネをかけると、それが本当に“緑色”だったと気が付いたんです。素晴らしい!!これまでもずっとこの色だったの?と」

    「沖縄の日没は、様々な色合いのオレンジ色を放ち、家の白いバルコニーがオレンジ色に輝きます。この魔法のメガネをもらってからは、日没の時間になるたびに外に見にいくので、一度も見逃したことがありません。この間は、日が沈んだ後の色に感動したんです。これほど感謝したことは、今までありません。オレンジの中にもグラデーションがあるなんて....」

    赤色が見えにくいお父さんは、メガネによって赤色がわかるようになったんだとか。そのため、妻が大好きな「紫色」が、どんな色か理解できたのも嬉しかったんですって。

    いろんな色が判別できるようになった中で、最も心動かされたのは「緑色」だったそうです。

    「いくつかの植物の緑に、たくさんの赤が混ざっているのを見つけたんです!まだ、新しく出会った色を何と呼べばいいのかわからないのですが、道端で出会う植物の全てにそれぞれ違う『緑』が混ざっています」

    家族で感動する日々

    お父さんの反応をとても喜ぶ娘のJennyさんにも、今の思いを聞いてみました。

    「『本当によかったねぇ…!』と純粋に嬉しかったです。父が子どものようにただただはしゃいで喜んでいるのをみて、なんだか私の方が嬉しくなってしまいました」

    「父が今まで見えていた世界の色はわかりません。圧倒的に色が増えた今の父に、様々な色を見せて、名前を一緒に覚えていきたいなぁと感じています」

    「兄にサングラスをもらってから、父は毎日肌身離さずに持ち歩いているらしいです。兄とまた会った時にも、ずっと色の名前を呟いていたそうで、本当に嬉しいんだな、もっと早く私から渡すことを思いつけばよかったな、などとも感じました」

    メガネに感動したお父さんは最近、新しい趣味ができました。

    それは、沖縄をゆっくり散歩しながら植物や生き物、花々、夕陽などの色を観察すること。メガネはそれほどまでに、お父さんの生活に良い影響をもたらしています。

    最後に、Jennyさんがお父さんとの印象的なやりとりを教えてくれました。

    「父とは紫が見えるようになってから、ここにも!ここにも紫があったよ!と、写真付きで感動を伝えてくれるやりとりをしました。ずっと使っていたタオルケットがほとんど紫だったことに驚いていました」

    「また、パートナーのなるちゃんと外出してる話をしたら、『2人の全身が映った写真を送って欲しい!色のある世界で娘たちがどう見えるか確認したいんだ』などとお願いされました。新しい変化を目一杯楽しんでいるようです」

    訂正

    タイトルを変更いたしました。