そもそも政治家って、私たちのこと理解できてる?若い世代の本音や質問、ぶつけます。

    与野党の若手政治家6人と若者世代が語り合うオンラインイベント「Instagramで政治家と話そう」が、7月7日にインスタライブで配信される。

    「そもそも政治家って、私たちのこと理解できてる?」

    そんな若者たちの疑問を政治家にぶつけ、SNSを通じて若い世代と政治を近付けるオンラインイベント「Instagramで政治家と話そう」が7月7日20:00から、Instagramの特設アカウント(@youthpoli_meeting)でライブ配信される。

    イベントを主催するのは、Instagramを運営するFacebookの日本法人「Facebook Japan」。選挙に関する情報発信や政治家向けのセミナーなどを開催している「選挙ドットコム」(イチニ株式会社)が企画協力している。

    イベントには、自民党の小林史明氏や、立憲民主党の中谷一馬氏をはじめ、与野党から6人の若手国会議員が参加。

    若い世代を対象に実施した意識調査の結果をもとに、「政治家のインスタ、どんなのが理想?」「政治家と若者のコミュニケーションを身近にするには?」などのテーマや、海外の政治家のSNS活用例などについて議論する。

    進行役はタレントの藤原史織さん(元芸名:ブルゾンちえみ)と作家の乙武洋匡さん。

    Instagramを用いてU30世代と政治との距離を近づける活動をしている「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子さんや、政治・行政に関する解説メディアを運営する「株式会社POTETO Media」代表取締役の古井康介さんも参加する。

    若者の政治関心を高めるためには?

    Facebook Japan公共戦略コンサルティング部マネージャの根岸大夢さんは、今回のイベントを開催する狙いについてこう語る。

    「Instagramは、日常の瞬間を共有するだけでなく、(セクハラや性暴力被害に対して声をあげ、連帯する)#MeToo運動や(人種差別や警察による残虐行為に抗議し、黒人の命は大切だと訴える)Black Lives Matter運動などの社会的ムーブメントについて発信する場にもなりつつあります」

    「新型コロナウイルスが拡大し、リアルな場での政治活動が困難になる中、政治に関心がある人だけでなく、政治に少し興味がある人、何から学んだらいいのかわからない人、自分が発言してもいいのかな?と考えている人などが、議論するきっかけを作ることができればと考えています」

    日本では長年、若い世代の投票率の低迷が続いており、いかに若者の政治参加を高めていくかが課題とされている。

    20代における投票率の推移を見ると、参院選では、47.42%を記録した1989年以降、一度も40%を超えたことがない。衆院選でも、平成以降の選挙で20代の投票率が40%を超えたのは、半数以下だ。

    選挙ドットコム代表の高畑卓さんは、こうした状況を変えていくためには、SNSを積極的に活用し、若い世代に情報を届けていくことがまず必要不可欠だと語る。

    「より多くの人に政治に関わってもらえるよう、情報を届けることは、政治家の使命の一つ。日常生活にこれだけSNSが根付き、若い人の多くがスマートフォンで過ごしているなか、若い世代の政治関心を高めていくためには、まず彼らが見ているSNSを使うしかないと思います」

    高畑さんらの調査によると、国会議員707人のうちFacebookを活用している割合は9割を超えた一方、若い世代が多く利用しているInstagramを活用している割合は、4割に満たなかったという。

    そのため、今回のイベントも若い世代だけでなく、普段Instagramを使っていない政治家も参加してほしいと語った。

    オンラインイベントは、7月7日(火)20:00から特設アカウント(@youthpoli_meeting)にて配信。コラボ配信するNO YOUTH NO JAPANのアカウント(@noyouth_nojapan)からも視聴できる。


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