Yahoo! JAPANは12月19日、自社の社名やロゴを悪用して、個人情報を不正に入手しようとするフィッシングメールが相次いでいることを発表した。
「第三者によって不正にログインされた可能性」
発表によると、不正メールは「【Yahoo!Japan】緊急!パスワード初期化のご連絡」「【重要】Yahoo!ウォレット - ログインアラート」などの件名で、11月30日ごろから無差別的に送信されている。
「第三者によって不正にログインされた可能性があるため、セキュリティ保護の観点から緊急措置として、パスワードをリセットした」などとして、メールに記載されたリンク先で再設定するよう促している。
こうしたフィッシングサイトに情報を入力し、「登録」などのボタンを押すと、Yahoo! JAPANのIDとパスワード、名前、電話番号、クレジットカード番号、カードの有効期限やセキュリティーコードなどが盗まれてしまう恐れがあるという。
怪しいメールを受信した場合はすぐに削除し、判断がつかない場合は、メールに記載されたURLではなく、ブラウザの検索やブックマークを通じて、目的のウェブサイトへアクセスするよう呼びかけている。
Yahoo! JAPANとソフトバンクの合弁会社である「PayPay」の公式も19日、アプリとYahooのIDを連携させている人は注意が必要だと呼びかけた。