2月5日午後4時45分ごろ、佐賀県神埼市の民家に陸上自衛隊の戦闘ヘリコプター「アパッチ」が墜落した。NHKなどが報じた。
墜落した現場は、JR神埼駅の南約4kmの民家。ヘリには男性隊員が2人搭乗しており、2人とも心肺停止が確認された。民家の住民4人は墜落当時、不在で無事だったとみられる。
現場は千代田中部小学校付近から約300mで、付近にはこども園や公民館などが点在。Twitterには激しく炎上する民家や立ち上る煙の様子をとらえた写真が多く投稿されている。
墜落したとみられるのは、西部方面航空隊(熊本県)に所属する陸上自衛隊の戦闘ヘリコプター「アパッチ(AH64D)」。
陸上自衛隊のホームページによると、AH64Dは全長17.73m、最大全備重量10,400kgで、乗員は2人。70mmロケット弾、ヘルファイヤミサイル、30mm機関砲で武装する。
小野寺防衛大臣は午後5時半ごろ、防衛省で報道陣に対し、「午後4時43分ごろ、佐賀県の目達原飛行場の南約4キロほど離れた場所に、AH64Dヘリの着陸炎上が確認された」とコメント。
ヘリが「墜落」したのか、「不時着」したのかは明らかにせず、「損害の程度や状況を確認中だ」と述べた。
また、西日本新聞によると、安倍首相は墜落した事故機と同型のヘリ12機は当面飛行停止にし、自衛隊の全ヘリコプターを点検するよう指示した。
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