イギリスのファッション誌「Girls Girls Girls」の最新号に掲載されたある写真が、話題を呼んでいる。
高級ブランドのヴェルサーチやブルガリに身を包んでいるのは、映画「きみに読む物語」で主演を務めた女優のレイチェル・マクアダムス。
両胸には、母乳の入った搾乳器が付いている。
「Girls Girls Girls」のクレア・ロススタイン編集長は自身のInstagramで、このポーズを発案したのはマクアダムスさん自身だといい、撮影の経緯をこう説明した。
「この写真を撮影したのは、レイチェルが息子を出産したおよそ半年後でした。彼女は授乳中だったので、実際に撮影の合間に搾乳していたんです」
「授乳することは、この世界の何よりも『普通』のことです。どうして眉をひそめたり、怖がられたりするのか、私には想像もつきません」
「もはやそんなことを説明する必要もないかもしれませんが、この写真が世界に届くことで、授乳というこんなにも自然で、当たり前で、素晴らしいことへの見方が少しでも変わればと思っています」
「何より、レイチェルが最高にかっこいいから。全ての女の子に届け」
写真は編集長と雑誌のアカウントで計5万回以上いいね!され、Twitterなどでも拡散。
写真に対して、実際の搾乳はこれほどグラマラスなものではないことや、全ての女性が授乳をすることを選択できるわけではないという指摘も。
一方で、写真に勇気をもらったという声や、「職場で搾乳できる環境があったおかげで仕事と育児を両立できた」という経験談を共有する人もいた。
BuzzFeed Newsは「Girls Girls Girls」編集部と、レイチェル・マクアダムスに取材を依頼している。