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熊本県警の「交通情報板」がめっちゃ仕事できるので今すぐ見て

「お先どうぞ ゆづる心に 金メダル」

連日熱戦が繰り広げられている平昌オリンピック。記憶に残る数々の名演技やシーンが生まれました。

そんなオリンピックにちなんだユニークな標語で、交通安全を呼びかけている熊本県警の「交通情報板」が話題になっています。

(おはようございます!オリンピックは興奮の毎日ですね。そこで交通情報板もオリンピックネタに更新しています。実はこれ、前任の「殿下」と一緒に考えたコラボ作なんですよ😁皆さんも金メダル級の安全運転を❗️それでは、本日の情報発信業務を開… https://t.co/uDJCq5b9ZU

「交通情報板」とは、ドライバーに渋滞情報などを伝えるための電光掲示板。

渋滞情報がないときは、交通安全を呼びかける標語を表示していますが、熊本県警の標語は時事ネタや流行語が盛りだくさんなことで知られています。

2月21日から熊本県内約50カ所の交通情報板で表示されている「お先どうぞ ゆづる心に 金メダル」の標語は…

もちろん、66年ぶりにフィギュアスケート男子で、オリンピック連覇を果たした羽生結弦(ゆづる)選手の活躍にあやかったもの。

「安全運転 大事だよね そだね〜」は…

カーリング女子の選手たちが試合中に繰り返し使い、癒されると話題の北海道なまり「そだねー」にちなんでいます。

熊本県警が交通情報板の標語に流行のネタを取り入れるようになったのは、2013年の夏。

「ありきたりな内容ではドライバーの心に響かない。ユーモアやインパクトのある言葉で交通安全を訴えようと考え、始めました」と3代目担当者の交通企画課・中田和男警部(42)は言います。

今回のオリンピックの標語を考えたのも中田警部。2016年4月の着任から約40本の標語をひねり出してきましたが…

「前任者から引き継いだときに『これ結構テレビとかでも取り上げられて評判ですから〜』と言われ、私も『うっわこの担当か…』とめちゃめちゃプレッシャーでした。今でも苦労しています」と話します。

標語はテレビを見ながら考えたり、家族でアイディアを出し合ったりして、中田警部が5字×3行以内に仕上げていると言い…

こちらは、小学5年生の娘さんが考えたブルゾンちえみさんにちなんだ作品。

サッカーの長友佑都選手の「アモーレ」にかけたのは、中田警部の妻のアイディアだそうです。

他にもお笑い芸人の平野ノラさんにあやかったバブリーな標語を作ってみたり…

若い世代に大人気の韓国のガールズグループ「TWICE」の「TTポーズ」を取り入れたりと、仕事ができすぎる。

2016年のリオ五輪でも、しっかり便乗していました。

これだけ標語に工夫を凝らすのも、全てはドライバーに安全運転を促すため。中田警部は「ドライバーの皆さんも、金メダル級の交通安全をお願いします」と呼びかけています。

熊本県警の楽しい「交通情報板」は、同県警本部の公式Twitterでも見ることができます。


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