「あ、結婚しよ」。そう思った瞬間を描いたマンガが話題です。
作者は会社員のelizaさん(@eliza_yuki2017)。料理を作っていた女性がふと、美味しそうに食べる恋人の姿を思い浮かべ、一番美味しそうなものを彼によそってあげる——。そんな様子が描かれています。
elizaさんはTwitterに投稿した6コマのマンガに、こんな文章を添えています。
「『あ、結婚しよ』って思ったのは相手のかっこいい瞬間とかではなくて、自分が『相手が喜ぶ顔を見たくて、料理の美味しそうな部分を無意識に相手の皿に入れた』時でした」
「普通なのかもしれないけど、私は一人焼肉や一人寿司も行くくらい美味しいもの食べたい欲に忠実に生きているので、なんか安心した」
マンガは4万回近くリツイート(7月14日現在)され、「相手が喜ぶ顔を見たいってすごく共感する」「喜んで笑ってくれるとすごい幸せな気持ちになる」「亡くなったお母さんを思い出した」などと反響を呼びました。
elizaさんが恋人と交際を始めたのは、2年ほど前のこと。マンガに描いた気持ちに気づいた瞬間をBuzzFeed Newsの取材に話します。
「この感情を抱くようになったのは、正式にふたりで家を借りて同棲を始め、料理をよく作るようになった頃でした。元々、実家の家族への思い入れが強くて、実家のように安らげる場所を自分が好きな人と築き、新しい家族を得たいと考えていました」
「ただ、私の場合、結婚を決めるときに不安だったのは相手がどうこうではなくて、『私自身がずっと相手を好きでいられるかどうか』でした」
「でも、自分の子供に美味しいもの食べさせたいと思うような気持ちで、相手のことを想ってるのに気付いたとき、結婚しても大丈夫だと思いました」
elizaさんの恋人も、elizaさんが交際を始めた数ヶ月後に「私は20代で結婚する予定なのでその気が無かったら別れようね」と宣言しても、出産時期を定めたExcelの人生計画表を見せても、ひるむことなく理解してくれたそう。
先日めでたくプロポーズされたelizaさん。いまは「のんびり平和で、お互い頑張っていることをほめ合える家庭を築きたい」と言います。
プロポーズの言葉は、「ひみつ」だそうです。