「いまいち理解してくれない旦那さんでも、仕事にたとえると育児のしんどさは伝わりやすいかもしれない…」
そんな言葉とともに、WEBディレクターの巻子さん(@mercurius_mmt)がTwitterに投稿したマンガが話題です。
成果物を生み出してない?
巻子さんは2017年9月に長男を出産し、育休を取得。
「仕事をしていないと、養ってもらっているという感覚が強くなりますし、育児はわかりやすい成果物がないので、『今日も何もしなかった』と落ち込みがちだったんです」とBuzzFeed Newsの取材に話します。
そんな思いを口にした時に、「よくやってるよ〜」と返してくれた夫にその理由を聞いてみると、システムエンジニアとして働く彼らしい返事が返ってきたのが、マンガを描いたきっかけだったと言います。
問い合わせ=泣き「24時間対応です」
子育てとエンジニアの仕事、どこがどう似ているのかもう少し詳しく解説してもらえますか…?とお願いすると、こんなお返事が返ってきました。
「システムはよく『リリースしたから終わったね!大丈夫でしょ!』という扱いを受けますが、育児も産後が大変なのに、『出産終わったね!もう大丈夫でしょ!』的な扱いを受けるところが似ています(笑)」
「また、育児をしていると毎日、出産準備クラスや育児書に書かれている内容とは違うことが起こりまくります。これはシステムが思いもしない使われ方をしたり、謎のバグが発生する感じと近いですね」
「赤ちゃんの思わぬ転落や誤飲、夜間の急な高熱で即病院…というスピード感も、システムダウン→復旧と似ています…!あと、お客さんから来る問い合わせ=泣きです。私たちは24時間対応です」
仕事と育児、どちらも大変でどちらも大切
巻子さんの投稿は2万2千件以上リツイートされ、「『家にいるだけなのに何やってんの?』みたいな男性が少なくない中、 素敵すぎて泣ける……!!」「24時間体制で、生命維持・育成促進を継続。第一子ならば、お手本も無し…とても過酷な労働だわ。すごい! 」などの声が寄せられました。
巻子さんの周りでも、出産前にバリバリ働いていたほど、育児と仕事とのギャップに悩んでいる印象があると言います。育児の大変さをパートナーにわかってもらえない…という人も。
そんな悩みを抱える親たちには、こんなメッセージを伝えたいと言います。
「仕事と育児、どちらも大変でどちらも大切なことだと思います。育児の大変さが理解しづらいのは確かなので、もし困っているという方は、思い切って相手に一昼夜任せてみるのもありかもしれません」
「子どもはずっと小さいままではないし、その瞬間を見逃さないで、親子の大切な時間を過ごしてほしいです。何より、赤ちゃん、可愛いですよ!」