「平成の記念に…」皇室関連グッズの押し売り、都消費センターが注意喚起

    センターは「2019年5月の改元に合わせて、『平成の記念に』などといった皇室関連商品の勧誘が今後も続くと思われます」と呼びかけています。

    東京都消費生活センターは12月13日、「平成の記念にといって、皇室に関する商品の購入を勧める電話が何度もかかってくる」という相談が高齢者から相次いでいると発表した

    【 #消費者注意情報】「平成の記念に」といって、皇室に関する商品の勧誘電話が何度もかかって困っているという相談が入っています。購入を希望しない場合は発信番号表示サービスの利用等で、発信者を確認してから電話に出るなど、勧誘を防ぐ対策を! https://t.co/GtqW3RcrCv #電話勧誘 #皇室関連

    今回の発表によると、センターには次のような相談が寄せられているという。

    80代の母が一人暮らしをしている実家に帰省したら、分厚い写真集と領収書を見つけました。母に事情を聞いたところ、「平成の記念に皇室の写真を購入しないか」「気に入らなければ宅配便で戻せる」との電話勧誘があったそうです。

    代金3万6千円のうち2万4千円を支払い済みで、届いてから日にちは経っています。返品・返金してもらうことはできますか?

    他にも、「祖父母宅に皇室関係書籍などの勧誘が何度もあり、対応に苦慮している」「高齢の母の自宅に、3万円の皇室カレンダーの購入などを勧める電話がかかってきている。どこまで断り続けられるか心配」などの相談が相次いでいるという。

    8日以内ならクーリング・オフが可能

    センターではこうした電話勧誘に対して、「商品が必要ないと思ったら、はっきりと断りましょう」と注意喚起している。

    また、断りきれずに商品を購入してしまった場合でも、契約内容が記載された書面を受け取った日から8日間であれば、クーリング・オフで解約できる場合もあるため、消費生活センターに相談するよう案内。

    「2019年5月の改元に合わせて、『平成の記念に』などといった皇室関連商品の勧誘が今後も続くと思われます。商品が送られてきてしまった場合など、困ったときは消費生活センターに相談してください」と呼びかけた。

    (サムネイル:時事通信)