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自ら命を絶った9歳の少年。彼はゲイだとカミングアウトしたばかりだった。

「学校が始まってたったの4日で、息子は命を絶ちました。クラスでどんないじめを受けていたのか、私にははっきり想像できます」

アメリカ・コロラド州デンバーで8月23日、小学4年生のジャメル・マイルズ君(9)が自ら命を絶った。

新学年に進級して、わずか4日。母親によると、ジャメル君は学校でゲイであることをカミングアウトした後に、いじめを受けていたという。

カミングアウトした日「彼はとにかく怖がっていた」

Google Maps

ジャメル君は新学期が始まる前の夏休みに、母親のレイア・ピアースさんに自分のセクシュアリティについてカミングアウトしたばかりだった。

ピアースさんは地元テレビ局「KDVR」の取材に、その日のことをこう語った。

「とにかく怖がっていました。運転中に『ママ、僕ゲイなんだ』と言われて、最初は冗談を言ってるのかなと思ったんです。それで、後部座席を振り返ったら、体を丸めて、本当に怖がっていて」

「だから私は、『ママはそれでも、あなたのことを愛しているよ』と言ったんです」

ジャメル君は続けて、「僕が男の子だから、男の子用のものを買ってくれていると思うけど、本当は女の子みたいな服が着たいんだ」と打ち明けた。

そして、「自分自身を誇りに思うから、みんなにもゲイだとカミングアウトする」と話していたという。

「どんないじめを受けたかはっきり想像できる」

Mom says Denver boy killed himself after being bullied at school https://t.co/bJ6isNj2qa

自ら命を絶ったジャメル君

デンバー市警察はBuzzFeed Newsの取材に対し、ジャメル君は23日の夜に自宅で自殺したとみられると話した。救急車で病院へ搬送されたものの、後に死亡が確認された。

ピアースさんによると、ジャメル君は姉に「学校で自殺しろと言われた」と話していたという。

「学校が始まってたったの4日で、息子は命を絶ちました。クラスでどんないじめを受けていたのか、私にははっきり想像できます。今はただ、相談してくれなかったことが悲しくて…」

「彼は学校でいじめを受けていたのに、私は手遅れになるまでそのことに気づくことができませんでした。あの時何が起きているか知っていたら、止められたかもしれないのに」

行政「同じような悲劇を繰り返さないよう全力を尽くす」

Facebook: LeiaRochelle

ピアースさんはFacebookに思いを投稿した

デンバー市の公立学校を統括するデンバー・パブリック・スクールズは、「ジャメル君の死に心を痛めている」とするコメントを発表。事実の究明と再発防止を次のように約束した。

「すべての生徒が受け入れられ、安全な環境で学び、成長するために必要なサポートを受けられるようにすることは、私たちにとって何よりも重要です」

「私たちは、性的マイノリティの生徒たちが尊厳を持って教育を受けられるよう、いじめを防止するための指針を設け、指導を重ね、一人ひとりのアイデンティを尊重するよう言葉遣いなどのガイダンスも行なっています」

「今の優先事項は、ジャメル君の死で精神的な痛みを経験した生徒や教員たちを助け、彼の身に何が起きたのか事実を正確に把握し、同じような悲劇を繰り返さないよう全力を尽くすことだと考えています」

この記事は英語から翻訳・編集しました。

(サムネイル:Getty Images、写真はイメージです)