「姉ageha」様のキャッチコピーが最高すぎるので、ちょっとそこに正座して聞いてほしい。

    「歳をとることは悲しいことじゃない。おばさんになってるヒマはない。“この年齢だからこうしなきゃいけない” なんて決まりは存在しない。」

    「私はかわいい。私はかわいい。誰がなんと言おうと私は絶対にかわいいから大丈夫ーー」

    強いキャッチコピーが目を引く、雑誌「姉ageha」(主婦の友社)の表紙が話題を呼んでいます。

    女性向け広告をデザイナーが必死に考えてプレゼンしても上層部が全部おじさんで、おじさんフィルターを通すから炎上が続いているという説があってですね。その点、10代からギャル雑誌でバリバリやってきた女性編集長に全ての決定権がある姉agehaはこのクオリティなわけですよ。

    「姉ageha(お姉さんアゲハ)」は、ギャル系ファッション誌「小悪魔ageha」の姉雑誌として、2010年11月に創刊。

    小悪魔agehaを卒業した「25歳以上の“お姉さん世代”」をターゲットとしてきました。

    女性ファッション誌の中には、最新のトレンドや「男性ウケ」を意識した特集も少なくないなか、他人の価値観にとらわれずに、自分を貫く女性を応援するメッセージを多く発信しています。

    2019年3月号 「『もう00歳だから』この言葉で、今までどれだけの心が殺されてきたんだろう?」

    「他人に私のことは決められない ときめくままに買ったお洋服は、誰かのために着るんじゃない。」

    「たとえ誰かに笑われても、自分が選んだ道が絶対正解ーー。」

    2019年1月号 「私はかわいい。私はかわいい。誰がなんと言おうと 私は絶対にかわいいから 大丈夫ーー。」

    「歳をとることは悲しいことじゃない。おばさんになってるヒマはない。“この年齢だからこうしなきゃいけない” なんて決まりは存在しない。」

    2018年9月号「それ、誰が決めたの?」

    「人に嫌われる必要はないけど好かれる必要もない。私たちが私たちらしく生きていくためのMy Ruleだけを信じて。」

    2018年7月号「人の目なんて気にしないで 好きに生きていきたい。でもあのコみたいに強くなれないーー。」

    2018年5月号「“世間の目”なんて気にしないで楽しんだ者勝ち!私の人生、自分が主役♡」

    「もう一生ついていくしかない」

    オリコンニュースによると、2018年から姉agehaの編集長を務めているのは10代の頃からギャル雑誌の編集に携わってきた小泉麻理香さん。

    小泉さんは同社の取材に、姉agehaは「ファッション誌ではなく、情報誌というかマインドを発信するという立ち位置」と説明。そのため、姉agehaでは世の中の流行は特に追いかけていないと言います。

    さらに、ギャルとは単に「見た目が派手な子」という意味ではなく、本来は「自分を貫く」マインドを持った人物だと語る小泉さん。

    だからこそ、姉agehaの根底にあるのも「自分を貫く」ことだと言います。

    こうした姉agehaの誌面に、Twitterでは「姉ageha一生ついていくわ」「いくつになっても好きな服着て好きなメイクして生きていこう!」「本当にこの通り!ギャル最高!!!唯我独尊最高!!!」などの声が寄せられています。

    雑誌の公式Instagramにも、多くの女性に語りかけるメッセージが日々投稿されています。