こちらはサーニャ・リチャーズ=ロス。
現在、彼女は2016年のリオデジャネイロ・オリンピック大会出場を目指し、トレーニングを行っている。
一体どうすれば400メートル(4分の1マイル)を48.7秒で走ることができるのだろうか?
まずは、懸垂、スクワット、腕立て伏せ、踏み台昇降、そしてディップス(筋トレ)だ。
サーニャの競技は走ることだが、彼女のトレーニングの40%は筋力アップがベースだ。週に3~4日はウェイトトレーニングを行っている。 スクワットや腕立て伏せ、懸垂、踏み台昇降、ディップスといった機能運動で、全身を強化する。シーズン後半にはより重く、爆発的なリフティングをする。
その後には、かなり重めのバーベルだ。
リフティングは、サーニャのウェイトトレーニングの重要な一部分で、彼女にとってお気に入りのトレーニングの1つだ。バーベルを床から頭の上まで素早く、正確に、爆発力を使って持ち上げることが求められ、そのすべてが短距離走に不可欠なのだ。これらのリフティングをさまざまなバリエーションで練習することが、短距離走、特にレースの最初で、スターティング・ブロックを蹴り出す際に役立つ。
彼女はもちろん、週に5日は走っている。
また、毎晩1,000回の腹筋運動も欠かさない。
彼女のトレーニングでもう1つの重要な部分、それは100%のメンタルを維持することだ。
ちなみに、サーニャは1年のうち、6週間しかトレーニングを休まない。
サーニャの食生活は、トレーニングの際の燃料を補給し、トレーニング後の回復を助けなければならない。
最初のトレーニングが終わると、昼食を作るために家に帰る。
トレーニングの合間に食べるスナックはフルーツと野菜のサラダだ。1週間を通して大量に作り置きしている。
2つのトレーニングが終了すると、昼寝するか、マッサージを受ける。理学療法士と時間を過ごし、夕食の時間になることもある。夕食には、野菜と玄米、そして全粒小麦のリングイネを食べる。
週に1度のお楽しみとして、ラムレーズンのアイスクリームか、チーズピザを食べる。
サーニャは、週末はダイエットを休む日(チートデイ)に当てているそうだ。そうすれば、誕生日ケーキや外食などを、楽しむことができるからだ。彼女は、何も食べられなくになるのは嫌だという。こういう食事を週に1度だけにとどめることが、はダイエットを続けるために役立っているそうだ。「実際、土曜日や日曜日が待ち遠しいです……ダイエットでは、こういうお楽しみがあることが重要だと私は思います。それがあれば、また月曜日に集中することができて、次のチートデイが来るまでダイエットを続けることができます」