ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、任天堂のキャラクターやゲームの世界観を再現したエリア「SUPER NINTENDO WORLD」を2020年にも開く。世界初のマリオと遊べるテーマパークとなる。
12月12日に発表した。
SUPER NINTENDO WORLDは、「最新技術を使った世界初」(同社)のライド・アトラクション、キャラクターと触れ合えるインタラクティブ・エリア、レストランやショップからなる。
「スーパーマリオ」シリーズなどの任天堂キャラクターが集結する。宮本茂氏を始めとする任天堂側とユニバーサル側のクリエイティブチームがタッグを組み、ゲームの世界を再現する。
USJはオープン時期について、集客チャンスである「東京オリンピック開催より前」としており、2020年にはお目見えする。
過去最大の投資
投資額は500億円。大人気「ハリー・ポッター」をテーマにしたエリアへの投資額(450億円)を上回って過去最大となる。
関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によると、このエリアがオープンすれば、USJは10年間で約108万人の雇用を生み、経済効果は全国で約11.7兆円にのぼるという。
快進撃USJ
快進撃を続けるUSJ。2015年度の入場者数は過去最多の1390万人。2016年度上半期も前年同期を50万人上回る700万人を集めた。
USJによると、ハロウィーン効果で10月の入場者数は、昨年に続き、今年も東京ディズニーランドを上回ったとみられるという。
任天堂エリアは大阪のUSJに次いで、アメリカのユニバーサル・オーランド・リゾート(フロリダ)やユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(カリフォルニア)でも展開する計画だ。