【熊本地震】大分でも震度6弱 「震源は東へ移動している」との指摘も

    震源地マップで確認(4月16日に配信した記事です)

    4月16日午前1時25分に熊本県で発生したマグニチュード7.3の大地震。熊本県で震度6強、大分県も最大震度6弱を観測した。その後、震源から北東にある阿蘇地方や東の大分県で地震が相次ぎ、震源が東へ移動していると指摘する専門家もいる。

    M7.3の「本震」は、14日の「前震」があった断層帯と、その北の断層帯の交差地点北側で発生。午前3時55分に熊本・阿蘇でM5.8、午前7時11分には大分県でM5.3の地震が発生した。

    気象庁の気象庁の青木元・地震津波監視課長は16日午前の記者会見で「広域的に続けて地震が発生したケースは近代観測が始まって以降は思い浮かばない」(毎日新聞)。

    NHKの報道によると、京都大学防災研究所の西村卓也准教授は、熊本県で起きたマグニチュード7.3の大地震に誘発されて、各地で地震が起きていると分析。

    朝日新聞の報道によると、「震源はじわじわと東に移動している」(川崎一朗・京都大名誉教授)、「地震活動が南へ拡大する可能性も忘れてはいけない。注意が必要だ」(遠田晋次・東北大教授)、「長期的には南海トラフ巨大地震に影響を与える可能性があるかもしれない」(平原和朗・京都大教授)という指摘がある。

    14日 午後9時26分:震源地 熊本県熊本地方

    16日 午前1時25分:震源地 熊本県熊本地方(長崎の東90km付近)

    16日 午前5時20分:震源地 大分県中部

    14日 午後9時37分に発生した地震から、16日 午後2時32分までの地震情報をGIFで振り返ると……。