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「わたしの完敗だ」とトップ囲碁棋士 Google人工知能が2連勝

人間には危なくみえる手が効果的だった。

Googleの人工知能「AlphaGo」が世界最強の囲碁棋士に連勝した。先攻と後攻が入れ替わっての2戦目で圧勝。前日の勝利がまぐれではないことを証明した。人間はもう、機械に勝てないのか。観戦していたプロ棋士らは驚きを隠さなかった。

3月10日午後1時、韓国ソウルのホテルで始まった2戦目。前日と入れ替わって後攻となったイ・セドル九段(33)は、AlphaGoに完敗した。

昨日に続き、ニコニコ生放送で解説した大橋拓文六段は番組内で「(AlphaGoは)序盤で意外な手が出る。局面を進めても悪くならず、最後は押し切ってしまう。構えて、どのようにも対応して勝つ碁だ」と感服した。

対局後、BuzzFeed Newsの取材に対し、「人間の常識からみると悪い手が、いくら局面を進めても悪くならない。今までの人間の常識が合っていたのだろうかと思わされる」と話した。

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対局後の会見でイ・セドル九段は「昨日は驚いたが、今日はそれ以上だ。言葉を失った」と切り出した。

「わたしの完敗だ。わたしが優勢だと感じる瞬間はまったくなかった。昨日はAlphaGoはいくつか問題ある手を打っていたと思うが、今日のAlphaGoはほぼ完璧だった」と振り返った。

AlphaGoの弱点は何かと尋ねられると「弱点を発見できなかったから負けたと思う」と苦笑。今後の見通しについては「3局目は簡単ではないが、1勝はできるようにベストを尽くす」と述べ、「今日は中盤以降難しくなったので、次は序盤に集中したい」と話した。

公式配信番組で対局を解説したマイケル・レドモンド九段は「AlphaGoがどう(先手の)黒を打つのかに興味を持っていた。革新的で危なくみえる手が実は効果的だったことに感銘を受けた」と話した。

一方、AlphaGoを開発したDeepMind社のデミス・ハサビスCEO(39)は「解説者によると、(AlphaGoの手は)とてもびっくりする美しいものだったというのがうれしい」と話した。「AlphaGoは局面が進むにつれて自信を深めたので、起きていることを理解していたのだろう」と振り返った。

ハンギョレ新聞によると、昨日の記者会見でイ九段は、AlphaGoは「全く考えられない手」を出したと振り返り、人間の棋士との違いに戸惑ったことを明かしていた。ただ、翌日以降の対戦について、「五分五分ではないか」と自信をみせていた。

Twitterでの反応は

今日の負け方は昨日以上に強烈だ。超えられたと認めざるを得ない。

戦いはあと3回続く。12、13、15日、いずれも午後1時に始まる。12日にAlphaGoが勝てば、勝利が決まる。今後の対局もライブ動画で見られる。


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バズフィード・ジャパン アダプテーション・リポーター

Saki Mizorokiに連絡する メールアドレス:saki.mizoroki@buzzfeed.com.

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