Updated on 2019年12月29日. Posted on 2019年12月27日

    MAXのグループ名の由来を知っていますか?

    荻野目洋子、DA PUMP、SPEEDら多くのアーティストを手がけたライジングプロダクションの平哲夫社長が明かす、MAXのデビューと『TORA TORA TORA』の物語。

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    MAXのメンバー。左からLINA、MINA、NANA、REINA

    MAXやDA PUMP、SPEEDら、ライジングプロダクション所属アーティストの代表曲を収めたアルバム『Heartbeat』がリリースされた。

    MAXがブレイクするキッカケとなった『TORA TORA TORA』の新ミックスを収録した同作の発売に合わせ、ライジングの平哲夫社長を直撃。

    「MAX」というグループ名の由来や、女性芸能人が抱える仕事とプライベートの葛藤について聞いた。

    なぜか真珠湾

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    MAX / TORA TORA TORA

    ――考えてみると『TORA TORA TORA』ってものすごい歌詞ですよね。日本軍の真珠湾攻撃成功を伝える暗号を、1990年代の子どもたちが無邪気に口ずさんでいたという。

    左右両派から変なキャンペーンを食らわないように、どうやってうまくラブソングにするか。日本語詞の作詞家(鈴木計見)とは随分、やりとりしましたね。

    イタリアの作家が…

    SONIC GROOVE / Via amazon.co.jp

    『TORA TORA TORA』の新ミックスを収めたアルバム『Heartbeat』

    ――原曲はイタリア人歌手のDOMINOですが、MAX版もタイトルや歌詞に「TORA TORA TORA」のフレーズをそのまま使っています。

    もともとはイタリア人の作家が、日本を意識して書いてきた曲らしいです。

    だけど、あの曲調で「TORA TORA TORA」を「LOVE LOVE LOVE」にしたらインパクトがないでしょ。変える歌詞、言葉がなかったんです。そこは外せないので、前後をできるだけマイルドにしようと。

    僕はユーロビートが好きなんです。荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』もそうだし、安室奈美恵の『TRY ME 〜私を信じて〜』もそう。MAXももちろんユーロビートですし。

    「MAX」の由来はあの人

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    ――3作目の『TORA TORA TORA』で人気に火がついたものの、デビューから2曲は売り上げ的に苦戦したそうですね。

    エイベックスの松浦勝人(現CEO)から「スーパーモンキーズの4人だけでやらせてくれ」と頼まれて。

    「4人で大丈夫なの?」と聞いたら、「僕は海外ではMAXって言われるんです、僕の名前をつけますから」と。それだけやる気があるなら…と任せました。

    松浦とは18歳違うんだけど、作品のNGや直しに対するフットワークがものすごくよかった。若い時から才能があるヤツだな、と思っていました。そういう前段があったわけです。

    見つけた「宝の山」

    エイベックス・トラックス / Via amazon.co.jp

    MAX『TORA TORA TORA』

    その松浦がMAXのデビュー曲に持ってきたのが『恋するヴェルファーレダンス』。だけど、出してみたら売れなかった。

    うちのタレントがCD出して売れないっていうのは、僕からするとあんまり面白い話じゃないので「じゃあ俺がやるよ」と。

    松浦はイギリスに支店とスタジオを持っていて、ヨーロッパの楽曲の買い付けをしてたんですよ。そこにユーロビートのいい曲がたくさんあった。僕から見たら宝の山です。

    100曲ぐらいある宝の山のなかから、「この曲を使わせてくれ!」と言って選んだのが『TORA TORA TORA』でした。

    年齢重ねても働けるように

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    MAX『パルテノン』

    ――2002年には、MINAさんが結婚・出産のために脱退(2008年に復帰)。グループとしても正念場を迎えました。

    結婚する、出産する、産休をとる。人気商売としてはマイナスかもしれない。でも、ある時期がきたらきちんと認めなければいけません。

    タレントは人気がなければ仕事になりませんから、我々にとってジレンマもあります。MAXの場合は、できちゃった婚でMINAが辞め、入れ替わりにAKIが入りました(2008年に脱退)。

    年齢を重ねていくなかでも、タレントが望むなら少しでも仕事をやらせてあげたい、という思いが根底にあります。

    デビューした時に20歳の人でも、20年続ければ40歳になる。僕はいま73歳ですが、荻野目洋子は51歳。SPEEDの島袋寛子だって35歳です。

    日本では女性がなかなか活躍できないと言われますが、芸能界では男性より女性の方が活躍しているんじゃないでしょうか。

    Shinji Fukuhara

    ライジングの平哲夫社長

    〈平哲夫〉 ライジングプロ・ホールディングス代表取締役

    1946年8月24日生まれ。福島県本宮市出身。1985年、荻野目洋子のマネジメントのためライジングプロダクションを設立。「Johnny Taira」名義でプロデューサーとしても活躍。安室奈美恵、SPEED、MAX、DA PUMP、三浦大知ら、数々のアーティストを世に送り出した。阪神・淡路大震災、東日本大震災などでの支援活動にも尽力。2016年の熊本地震後には所属アーティスト14組56人で復興支援コンサートを開催、売り上げの全額を寄付した。

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