西日本を襲った記録的な豪雨。自宅が被害に遭い、思い出の写真が水びたしになってしまった人もいるだろう。
濡れ、汚れてしまった写真はどう修復すべきか。写真家の高橋宗正さんがネット上で公開している、写真の洗浄マニュアルが参考になる。
BuzzFeed Newsは、高橋さんの許可を得てマニュアルを転載する。
せめて、写真だけでも
高橋さんは東日本大震災の際、汚れてしまった写真をきれいに洗い、複写して持ち主に返すボランティアに取り組んだ。
活動を通じて、「多くのものを失ってしまったからこそ、写真だけでも取り戻したいと思う人が多くいることを知った」という。
泥だらけになった写真でも、うまく洗えば綺麗になる。そのことを伝えたくて、2014年に刊行した書籍『津波、写真、それから ーLOST & FOUND PROJECT』に洗浄マニュアルを収録した。
より多くの人に役立ててもらおうと、昨年9月にはマニュアル部分をネットで無償公開。今回の西日本豪雨を受け、7月9日にTwitterでも拡散した。
「写真を洗うやり方を公開しておけば、誰かがいつか使うようになるかもしれない。今回の水害でも必要になるかもと思い、情報をネットに投稿しました」