10代に人気のシンガー吉田凜音さんとモデルの久間田琳加さんがW主演する映画「ヌヌ子の聖★戦」(進藤丈広監督)が、11月に公開される。
映画の元になるアイディアを提供したのは、東京の品川女子学院中等部3年生、宇野向日葵さん(15)。
作品の完成を受け、学校にスタッフやキャストを招いて講演会を開き、主演の2人と対面を果たした。
「こんなことがあるなんて…」
「ヌヌ子の聖★戦」は、原宿で人気の双子コーデタレント「ヌヌ子」として活動する2人の少女の友情と成長を描く青春映画。
現役女子高生アーティストの吉田凜音さんと、雑誌「Seventeen」専属モデルの久間田琳加さんが、「ヌヌ子」の田原葵、三好里奈役を演じる。
映画の根幹となる「双子コーデ」のアイディアを出したのが、中学生の宇野さんだ。2年ほど前にプロデューサーの深川栄洋さんから相談を受け、提案したという。
「そのころ双子コーデが流行っていて、私もしていたので、いいんじゃない?って」
実際にアイディアが採用されて映画になったことに、「嬉しいです。本当にこんなことことがあるなんてビックリしました」と話す。
W主演の2人と対面
こうした縁もあり、宇野さんは10月3日、同級生らとともに、学校に映画関係者を招いて講演会を開催。主演の吉田さんと久間田さんも来校し、初対面した。
久間田さんは「言った一言から映画が生まれるなんて夢がある」、吉田さんも「それ自体が映画みたいな話ですよね」と語る。
久間田さんが「将来は監督とか映画関係を目指すの?」と問いかけると、宇野さんは「子どもが好きなので保育士さんとか…映像系はあまり考えていないです」と笑った。
「愛する人と一緒に」
「ヌヌ子の聖★戦」は11月9日に渋谷で、16日からは全国で公開される。主演の2人は言う。
「見る人の背中を押してくれる映画。親友とか家族とか、愛する人と一緒に見たり、そういう人を思い浮かべながら見てほしい」(吉田さん)
「私たちと同じティーンの方には共感できるシーンがあるし、大人の方には『こんな時代があったなあ』と懐かしい気持ちで見てもらえると思います」(久間田さん)