最近、転倒して膝を骨折してしまったLiLiCoさん。
夫で歌謡グループ「純烈」の小田井涼平さんは、LiLiCoさんの入院中に自宅をバリアフリーに整えるなど献身的なサポートで、「本当に優しい」「こういう夫婦になりたい」と称賛を集めている。
おしどり夫婦の2人だが、時にはケンカすることもある。国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020」のアンバサダーを務めるLiLiCoさんが、一風変わった「仲直り」の方法を明かした。
「完璧な夫婦じゃない」

――仲睦まじいイメージですが、夫婦ゲンカをすることもあるのでしょうか。
ありますよ。全然、完璧な夫婦じゃないです。
基本的には仲がいいんですけど、ケンカはしますね。
――割と些細なことで?
そうですね。「ゴミを捨てておいてね」って頼んだのにやってないとか。ほかのことは完璧にやってるのに、何でそこだけ忘れちゃったのかなっていう。
(趣味の)フィギュアだとか自分のことはやるのに、家のことはやらない。もうちょっとやってくれたら少し楽になるんだけど…。
最近はあまりないですが、ケンカすると向こうが黙っちゃうんですよ。
――男性はそういう人も多いかもしれないですね。
言い返し方がわからないんだって。
話さなければわからない
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――LiLiCoさんに言い返せる男性は、なかなかいないでしょう。
多分、いない(笑) なぜならば、私の方が正論なので。
男の人って時には話したくないこともあると思うんですよ。
でも、そこは喋ってくれないと、私にはわからない。すごく長く一緒にいるわけじゃないから、どういう気持ちなのか教えてくれないとダメだよって伝えてます。
苦手なこと、嫌なことでも、当人同士がしゃべらないと何も解決しないですよ。
相手が黙ってしまったら

――相手が黙り込んでしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
黙ってる時はね、「そしてまた〜黙っちゃった♪ 会話しないと〜わかんないもんね♪」って歌いながら目の前をスキップする。
――仲直りのクセがすごすぎる(笑)
「しゃべらないと、わから〜ない♪」って、独り言みたいな感じで。作詞作曲・LiLiCo。
誰でも気まずいなって思う時はあるから。そういうことを何回かやって、「今日は逃さねえぞ!」って、ちゃんと食卓で話しましたけどね。
トイレのドアと靴下問題
次に泣きながらある言葉を書いた… 「パンケーキ」 実はこの日、僕がパンケーキを作って欲しいとリクエストしていたのですが、その材料を買いに行く途中で怪我をしてしまったようで…作れないことが悔しかったみたいです。 今度LiLiCoがパンケーキを作ったら、涙なしでは食べられないでしょうね。
――スキップしながら歌うLiLiCoさんの姿が目に浮かびます。
あとね、主人はトイレが終わった後にドアをちゃんと閉めないんですよ。ちょっとだけ開いてるから、私が毎回「バン!」ってやってたの。
3年間「バン!」ってやり続けて、最近やっと閉めるようになりました。
――3年かけて成長したんですね。
成長しました(笑)
旦那さんは、靴下も丸めたまま洗濯カゴに入れちゃう。2人で取材を受けてる時に「私が靴下を引っ張ってる」って言ったら、主人は「俺、丸めて入れてない」って言うわけ。
それで、家帰って洗濯カゴ見たら丸まってたから、「ほらね」って。それから、すごくきれいに並べて入れてくれるようになりました。
好対照な夫婦
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――小田井さん、けっこう天然。
私も疲れてる時は裏返しのまま入れちゃうし、別に大したことではないと思ってたんだけど。取材で「丸めてない」なんて言うもんだから、「いやいや、思いっきり丸めてるわ!」って。
でもね、彼もスーツケースのなかの衣類はすごくキッチリしまってるんですよ。もうショーケースかっていうぐらいキレイに。
私なんかスーツケースにポンポン投げ込んじゃうから、本当にダメなの。
――ズボラなところと几帳面なところと。なかなか好対照なカップルですね。
この間、怒ったんです。「ずっと独身だったから…」って言うから、「もう結婚して3年だよ! さすがに慣れてください」って。
「お母さん」はイヤだけど

――夫婦なのに「お母さん」みたいになっちゃうのも、イヤですもんね。
そうなんですよ。お母さんにはなりたくない。でもたまに、ちょっとお母さん風にしてみるのは面白いですけど。
朝起きてくると、髪の毛がボサボサで、子どもみたいにフラフラしてるの。
「よかったね〜。もう起きたの〜? おはよう」
「うん」
「コーヒー飲むのかな? ヨーグルト食べるのかな?」
みたいな感じで、声をかけてみたりして。190センチ近くあるんだけどね(笑)
――ラブラブじゃないですか。
いやー面白い。笑っちゃいますね。
「のろけた」なんて書かないで
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――「ファンのために純烈のコンサートには行かない」というマイルールは、いまも続けているのですか。
はい、続けてます。コンサートは見たことないです。やっぱり純烈ファンの時間ですから。テレビ番組での共演はしてますけど、向こうがもっと売れたらやめるかもしれない。
彼一人で大きな番組が入ったりすると、すごく嬉しい。やっぱり面白い人なので。『相席食堂』を見てファンになったっていう人もいっぱいいますし。
だけど、記事とかで「のろけた」って書かれるのは、すごくイヤ。私は質問に答えているだけ。聞かれてもいないのに、「ラブラブなの〜」って言うのがのろけでしょ。
媒体でラブラブする人って好きじゃないんです。それ、家でできるじゃん! って思うから。
一緒に年を重ねたい

――ビジネスカップル的な。
そうそう。ウソにしか見えないっていう。
私たちは常に自然体でいたい。今朝ケンカしたなら、それはそれでいい。よく見せようとも思ってないし、本当のことしか話さないから。
もちろん、お互いにイヤな部分だってあるけど、それをすベて電波に乗せるのはあんまり楽しくない。誰もが完璧な人間じゃないからさ。
コロナはよくないことだけど、会える時間が増えたのは嬉しいです。それまでは朝4時に送り出して、帰ってくるのが夜中の12時みたいな感じだったので。
このまま一緒に、年をとっていけたらいいなって思いますね。

〈LiLiCo〉 1970年生まれ。スウェーデン出身。映画コメンテーター、俳優、歌手、プロレスラーなど幅広い分野で活躍中。著書に『遅咲きも晩婚もHappyに変えて 北欧マインドの暮らし』(講談社)など。アンバサダーを務める国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020」が、9月16〜27日にオンライン会場や都内の複数会場で開催予定。オンラインではすでに先行配信中。