親しきキスシーンにも礼儀あり!?
高校生4人の繊細な恋愛模様を描いた映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(三木孝浩監督、8月14日公開)で、浜辺美波が初めてのキスシーンに挑んだ。
相手役は、ヒット作『君の膵臓をたべたい』でも共演した北村匠海。戸惑いと決意の初挑戦を振り返り、浜辺は「礼儀作法に迷った」と笑う。
自粛期間の過ごし方
――新型コロナウイルス感染防止の自粛期間中は、どんな風に過ごしていたのでしょうか。
最初の1週間は「何もできない、どうしよう」という焦りがあったんですけど、そこから「この期間を有意義に過ごそう!」と切り替えて。
室内でできる運動の動画をYouTubeで見て体力づくりをしたり、映画を見たり、アニメを見たり…。最終的には、すごくいい時間を過ごせたと思います。
初めてのキスシーン
――浜辺さん演じる朱里は、親同士の再婚で義理の姉弟になった理央(北村匠海)に対して複雑な思いを抱いている役どころ。朱里と理央のキスシーンは非常に印象的でしたが、浜辺さんにとっては初めてのキスシーンだったそうですね。
そうなんですよ。
――やっぱり緊張しました?
緊張…そうですね、迷いというか。結構気にするので、礼儀とかあるのかな? 作法とかあるのかな?みたいな。
――礼儀作法(笑)
何かやった方がいいのかな?とか、そういうのを気にしてましたね。相手が北村さんっていうことで、初めての方ではなかったのでまだ気が楽だったんですけど、結構戸惑いました。
「こなれ感」を意識
――「初めて」ということは、伝えてなかったんですか。
はい。伝えてなかったです。
やっぱり何回かご一緒したことある相手なので、逆に気恥ずかしい思いもあったりして(笑) ネタにするには、ちょっとネタにしづらい相手みたいな。
改めてこういうシーンをやるとなると、恥ずかしい相手ではあったので。そこはドン!と、こっちも「こなれ感」を出してみようと思って。
――こなれ感?
こなれ感。もう全然、「はい、お願いします」みたいな。堂々とやってみようと。
――内心ちょっとバクバクだけど。
そうですね。「どうしようかな…」みたいな。
浜辺美波の「真実」と「挑戦」
――『君の膵臓をたべたい』で話題になった「真実か挑戦か」ゲームにちなんで、浜辺さんの「真実」と「挑戦」を伺います。まずは「真実」の方で、「実は〇〇です」と言いたいことがあれば教えてください。
北村さんとの共演に関して、「またかよ」と言われることもあるんですけど…。アニメ作品での声優としての共演を除けば、映像でご一緒するのは実はまだ2回目です。
だから、「2回目だよ!」「3年ぶりだよ!」って声を大にして言いたいですね(笑)
――『キミスイ』ってもう3年も経つんですね。それだけ印象が強かったということかもしれませんが。
そうですね。公開は3年前なんです。
いろんな職業の役を
――キャラクターもストーリーも全然違うので、個人的にはまったく気になりませんでした。最後に「挑戦」の方もお願いします。これから挑戦したいことはありますか?
もうすぐ二十歳になるので、いろんな経験をしたいなと。こういう状況なので、まだまだ先になってしまうかもしれませんが、いつか海外旅行に行ってみたいです。
友達と一緒に、自分たちでホテルや飛行機をとって、どこへ行くか決めて。そういう旅っぽいことがしてみたい。ちょっと長めの夢になりそうですけど。
――お仕事の面ではいかがでしょう。
お仕事だと、いままで学生役が多かったんですけど、新社会人とか実年齢に近い役もやっていきたいです。いろんな職業をやってみたいですね。
〈浜辺美波〉 2000年8月29日生まれ。石川県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し、芸能界入り。2017年、映画『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞の新人俳優賞、報知映画賞の新人賞に輝く。主な出演作に『センセイ君主』(2018年)、『映画 賭ケグルイ』『アルキメデスの大戦』(2019年)。年内に出演作『約束のネバーランド』が公開予定。8月12日スタートの連続ドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)にも出演する。