
とんかつ店の3代目がDJを目指す――。ストーリーからしてクセがすごい漫画『とんかつDJアゲ太郎』が映画化され、10月30日(金)に公開される。
一癖も二癖もあるキャラクターたちが躍動する作品のなかで、IT企業社長で実力派DJという主人公のライバル役、屋敷蔵人を演じるのが人気俳優の伊藤健太郎だ。
そんな伊藤が自身の「ちょっと強すぎるクセ」を明かした。
アガる瞬間

――伊藤さん自身が「アガる」瞬間はどんな時ですか。
やっぱり、おいしいご飯を食べる時ですかね。
――ご自身でも料理されるそうですね。
カレーとかしょうが焼きとか、一般的なものですが。
あと何だろうな、アガる瞬間…。すごく眠くてベッドに入った瞬間とか。
ストレス解消に車内で…

――欲望に忠実。逆にサガってしまうのは?
ないです!(キッパリ)。基本的にサガらないです。
――腹が立つこととか、落ち込むこととか…。
ムカつくことはありますけど、そこまで引きずらないというか。その瞬間はカチンときても、立ち直りは割と早い方ですね。
――ストレス解消法はあるのでしょうか。
車の中で叫びます。マネージャーさんはビックリしますけど(笑)
やらないと気が済まない

――ほかにもクセはありますか。
歯磨きの最後、舌を磨くじゃないですか。その時に、ウッてなるまでやらないと気が済まない。
――クセのクセがすごい(笑) えずいちゃうのは嫌だっていう人が多そうですが。
あの感覚がないと落ち着かないんですよ。
だからアイスを食べてる時も、全部食べ終わった後にアイスの棒で1回ウッてならないと捨てたくない。結構ヤバいですよね(笑)
変わらず「僕は僕」

――最近、デビュー当時の事務所に戻られましたが、再出発の意気込みは。
ちょっと心配をお掛けしてしまったかもしれませんが、どこの会社にいようが、どの作品をやってようが僕は僕。変わらずこのままなので。
「再出発」の強い意気込みというよりは、また改めて頑張ろう、頑張り続けなきゃいけないな――という「再認識」のひとつのポイントになるのかなと。
これまでのスタイルだったり、これまでの僕を変えるつもりはないですし、基本的にはこのままで頑張りたいです。
年をとってもアクションを

――最後に今後の抱負をお願いします。いつかはハリウッドに…という思いもあると聞きましたが。
役者というお仕事やらせてもらってる以上、ハリウッドという夢はありますが、それがすべてだとは思ってません。
ハリウッドに限らず、日本以外でお芝居をしたいし、その景色を一度は見てみたい。そのためにはまず、日本でいけるところまでいって頑張らなきゃなと。
――演じてみたい役は?
アクションが好きなので、ずっとやり続けたいです。年をとって50歳、60歳になっても、アクションできる俳優にはなっていたいですね。

〈伊藤健太郎〉 1997年生まれ、東京都出身。モデルを経て、2014年にテレビドラマ『昼顔』(フジテレビ系)で俳優デビュー。近年、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)や連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)など、話題作に出演。映画『コーヒーが冷めないうちに』で、2019年の日本アカデミー賞の新人俳優賞と話題賞を受賞した。今年も映画『今日から俺は!! 劇場版』『弱虫ペダル』など出演作が相次いで公開され、注目を集めている。
伊藤健太郎の出演最新作『とんかつDJアゲ太郎』
YouTubeでこの動画を見る
『とんかつDJアゲ太郎』 渋谷の老舗とんかつ屋の跡取り息子であるアゲ太郎は、とんかつもダンスフロアもアゲられる「とんかつDJ」を目指し、落ち目のDJに弟子入りを志願する。猪突猛進するアゲ太郎の前に、ライバルDJの屋敷蔵人が現れて‥。(10月30日公開、配給:ワーナー・ブラザース映画)