
「バイトじゃねえ、俺はヒップホップに就職!」
『フリースタイルダンジョン』の初代ラスボスとしてパンチラインを繰り出した般若にも、成功を夢見てアルバイトに打ち込んだ若かりし日々があった。
そんな般若が「やってよかった」と語るバイトとは…?
武道館公演の舞台裏に密着したドキュメンタリーとライブの2本立て番組『music Bean #001 般若』が12月30、31日にヒストリーチャンネルで放送されるのを機に、直撃インタビューした。
東京中の道を覚えた

――いま振り返って、糧になったと思うバイト体験を教えてください。
やってよかったなって思ってるのはバイク便。19歳ぐらいのころ、半年から8カ月ぐらいはやったんですけど。
当時まだナビもないから、地図を見ながらですよね。結果、都内の道を覚えることができました。
大田区の一通、世田谷・経堂の一通、銀座の一通とか。結構、覚えられたんで。
――それは役立つ知識。
役に立ちますね。タクシーの運転手さんに結構言いますもん。「そこを左に入っていくと近道なんで」とか。
肉は焼きすぎるな

――ほかにはどんなバイトをされましたか。
焼肉屋でもバイトしました。焼き肉一緒に行ったら、だいたい俺が肉焼きますね。
――焼肉奉行として。
はい。
――肉を焼く時のコツは?
焼き過ぎない。
――めっちゃ大事。焦げて固くなっちゃうと、おいしくないですもんね。
はい。あと、いきなり肉を載せない。載せるのは網が温まってから。
それからホルモンを先に焼かない。網が焦げるから。…とかいろいろあるんですよ。
リリックにも影響

――肉体労働もかなりされたとか。
キツかったけど、やってよかったです。
人間関係とか、そういうのはすごく見た気はします。
――後々のリリックにも生きてきたり。
そうですね。結構、役に立った気がします。
――いろいろバイトをしてきたなかでも、特にオススメは。
やっぱりバイク便かな。最近はナビとか入れてるんですかね。でも、道に詳しくなるっていうのは、結構いいことだと思います。
『music Bean #001 般若』は、スカパー!やJ:COMなどのヒストリーチャンネルで12月30日23:00~26:00、31日21:00~24:00に放送される。
