「セブンの惣菜、盛り付けたら映えちゃった」と、Twitterに投稿された写真が話題になっています。
すごい、旅館の朝に運ばれてきそうな和定食…!
これが盛り付ける前の姿です。
この投稿は4.9万リツイート、26万いいねがされています(8月18日時点)。
「素敵な朝食」「これを手抜きと呼べる人はいないと思います!」「工夫の仕方でこんなにもなるんだ」といった声が寄せられました。
とても素敵な試みですが、どうして、お惣菜を盛り付けて写真を撮ろうと考えたのでしょうか? BuzzFeed Newsは、投稿者のしおりさん(@_si_yo_ri_)にお話を伺いました。
写真を撮影したきっかけ
Twitterで7月8日に投稿された、「ポテトサラダを買おうとしたら、『母親ならそれくらい作れ』と見知らぬ人に怒鳴られた女性を見かけた話」が議論を呼びました。
お惣菜を買うことは、手抜きなのか。しおりさんは、この話題にモヤモヤを抱きました。
「僕は夫婦2人で生活しています。妻と過ごす時間が大切なので、もし食事に惣菜を取り入れることで時短ができるなら、全然それで良いと思っていたんです」
そして「お惣菜を買って何が悪いのか?」という気持ちが世に届けばいいなと思い、撮影することにしました。
誰でも気兼ねなくできるよう、工夫を
撮影のために用意した食事には、誰でも気兼ねなくできるようにと、工夫を盛り込みました。
料理が苦手な人に配慮し、全国一律で購入できるコンビニのお惣菜を購入しました。
また、一式揃えることがなかなか大変な食器は、百円均一のダイソーを選びました。
日常の「ちょっとした贅沢」
あくまで撮影用のためにこだわった工夫をしていますが、金額も1127円と安くはないため、いつも写真のような生活を送っているわけではないといいます。
しおりさんは、仕事が忙しい時や、休日になるべくゆっくりしたい時に、お惣菜を買うようにしているといいます。
写真では盛り付けも1つ1つ綺麗にしていますが、普段は極力お皿を洗わずに済むように、ワンプレートに収めています。
いつもはシビアに生活しているので、この試みは「ちょっとした贅沢飯」だったといいます。
「まるで旅館で食べているような、お皿1枚でこれだけ表情が変わるところと、盛り付けるだけで美味しく食べられるということに、見た目の贅沢と自分の時間の贅沢を感じることができました」
この朝食は、しおりさんの妻が食べました。妻は朝食を見たとき、すぐに飛びついたといいます。「妻は本当に心から喜んでくれて、僕もすごく嬉しかったです!」と、その時の思いを話しました。
「ちょっとしたプチプラ贅沢で、無理なく自宅で楽しむことができるきっかけになったら嬉しいです」
ちなみに、しおりさんご夫妻が好きなセブンイレブンのお惣菜は、「間違いなく焼き鯖」だそうです!