自分コレだわ…。共感を集めた「人間関係を断ち切る瞬間」を描いた4コマが考えさせられる

    人間関係リセット癖、どうしたらいいんでしょう?

    “人間関係をリセットしがち”な人、いませんか? きっと「こういう経験あるな」と感じてしまう。そんな4コマ漫画を紹介させてください。

    この漫画を通して伝えたいことは何だったのでしょうか。作者のなっちゃんさんは、「しのぶ」と同じ体験をしたのだといいます。

    「私をいじっているだけ、じゃれているだけなんだろうなあと感じていたからこそ、ずっと気にしていないフリをしてしまっていたんですが、ある時限界が来てしまって。もうこの人との関係はどうでもいいや、と思って離れてしまったんです」

    4コマ目のように、当時の友達はおそらく悪意はなかったからこそ、離れたことにも気がついていないかもしれない、と話します。

    漫画には「自分も同じ」と共感の声が寄せられていますが、作者はさらに一歩進んだメッセージも込めているのだといいます。

    「相手に明らかな悪意があるなら迷わず離れてしまえばいいと思うのですが、最初にちゃんと不快な気持ちを表現できていれば、相手も気付いてくれただろうし、関係を断つなんてことまでしなくて済むと思います」

    「自分はちょっと人との関わり方を変えていかないと、誰とも関係を続けられない人生になってしまうと感じました」

    そのうえで、読んだ人に「こういうことあるよね!」「こういう友達って酷いよね!」という感想を持ってもらうだけではなく、「なぜしのぶがこうなってしまったのか、なぜ友人がこんなことを言うようになってしまったのか、ということを考えるきっかけにしてもらえたら」と作者は話します。

    そんななっちゃんさんは、人と関わる時に「フィフティフィフティ」と考えるようにしているそう。

    「自分が誰かにひどいことをされたと思っても、同じようなことをその相手か、そうじゃなくても別の誰かにしてしまっていたりする。

    例えば誰かに連絡を無視された、ひどい!と思っても、よく考えたら自分も別の誰かからの連絡をしばらく放置していたり…。自分が被害者になった時のことばかり覚えていて、加害者になっている時はその意識さえない気がします。

    だから、自分が何かされたと思った時、自分も何かしているんじゃないかとか、そもそもこれは自分が招いたことじゃないか、と考えるようにしています。

    ただし!いきなり自責を始めると自分の心が傷つきっぱなしになってしまうので、(相手に伝えなくても心の中であったりで)まずは相手を責めるのもアリだと思ってます」

    作者はこの漫画を読み切りのつもりで描いていたそうですが、反響を受けてしのぶが成長していく様子も描いていきたいと考えているそう。続きが楽しみですね。