冷える季節に着てみたい。"デニム着物"生活を2年間続けた結果が素敵だった

    漫画家・イラストレーターの漣ミサさんに「仕事着をデニム着物にしたら冷え知らずで姿勢も良くなった話」を詳しく聞きました!

    これからの季節、リモートワークやデスクワークで冷えが気になる人や着物を着る生活に憧れている人にシェアしたい!と、ライターが感じた情報があるので紹介させていただきます✨

    その情報とは、漫画家・イラストレーターの漣ミサさんの「仕事着をデニム着物にしたら冷え知らずで姿勢も良くなった話」。先日、Twitterで話題になったんです。

    イラストも素敵で、心躍るレポですよね…!俄然チャレンジしたくなります。 

    せっかくなので、もっと詳しいお話を伺ってみたい…ということで、漣ミサさんに話を聞きました。デニム着物生活の魅力などをたっぷり話してくれました。

    デニム着物でいいこと尽くし

    漣ミサさんがデニム着物生活を始めたのは、2年前です。絵を描く仕事柄、デスクワークが基本の毎日で、当時は暖房をつけていてもお腹や手足の冷えに悩んでいたそうです。

    その解決策として選んだのがデニム着物だったそうです。

    実際に身につけてみると、帯がお腹を温めるのでポカポカ、ホッカイロや重ね着も不要になり、姿勢が整うことで体の調子も良くなったのだといいます。

    防寒対策として、腕が出ないようにタートルネックやレッグウォーマー、冬用スリッパなども併用しているとはいうものの、

    「洋服で厚着をしていた時と比べると、手足の冷えもずっと改善したと思います」

    と話すと、他にもこんな魅力を教えてくれました。

    「机に向かう時、洋服からお気に入りの着物に着替えると、テンションが上がって今から集中するぞ!という気分に切り替わるので、生活にメリハリができた気がします。

    それと、手入れが多少面倒でも、上質な反物で仕立てられた着物は丁寧に手入れをすれば何年も着られるので、着る物を厳選して大事にするようになりました」

    ただ、長時間集中できるようになった反面、体の凝りや足がむくむこともあるといい、仕事の前後に適度なストレッチなどの運動や休憩を挟む習慣が出来たそうです。

    「メリットもデメリットも含めて、上手く付き合いながら生活しています」

    着用写真です。メチャクチャ可愛いですよね!!!

    気軽に始められる?

    魅力が伝わってきましたが、やっぱり「値段は大丈夫かな」「自分で着られるだろうか」と気になる方もいるかもしれません。

    デニム着物は、近所に普段着系の着物を扱う着物屋さんがないという事情から、ほとんどをオンラインショップで揃えているそう。

    そして、もともと着付けのやり方を知らなかったそうですが、YouTubeの解説動画を参考に2、3回でマスターできたとのことです。

    例えば漣ミサさんが初めて選んだ「TAYUTAFU」さんのデニム着物の値段は、5775円です(楽天で、10月12日時点)。お試し感覚でチャレンジできそうですね。

    「冠婚葬祭用の礼装だと、着方と季節のルールが細かく決まっているので難しいイメージがあると思いますが、デニム着物は暑い季節以外は通年着られる着物で、日本で昔から着られてきた木綿や紬などのカジュアルな普段着系の着物の仲間になります。

    デニム着物は洋服とも相性が良いので、インナーや靴を洋服で代用したモダン風コーデなら、着物と腰紐と伊達締めと半幅帯と帯締めを揃えてカルタ結びさえできれば、必要最低限の道具で簡単に着ることができます」

    モダン風コーデってとっても憧れますね〜!

    先程のデニム着物の帯を変えても、雰囲気がグッと変わります。組み合わせを考えるのも楽しそう。

    「2年前に着物生活をはじめたきっかけはデニム着物でしたが、

    季節や体調に合わせて、デニム以外の木綿・麻・正絹などの着物も通年着るようになりましたので、今となっては『普段着物生活』ですね。

    着物を着続けている1番の理由は、仕事着としてこれ以上ないほど『着心地が良いから』です。

    最初は防寒着のつもりで着はじめましたが、着物だと外出する時も姿勢が良くなるしきちんと見えてよいなと思いまして、今では普段着としても欠かせないものになりました。

    例えるなら『普段使いもできるスーツ』のような感覚で着物を着る生活を続けています」

    着付けに必要なものや、詳しい着用の仕方などは、漣ミサさんのブログにまとまっていますのでチェックしてみてくださいね。