いま、大学1年生が感じている辛さがわかる漫画があります。描かれた4ページの中身

    新型コロナの影響を受け、オンラインで大学生活を送ることになった新入生が、漫画で思いを発信しました。

    「私は大学一年生。春から東京の美大に進学…したけれど」

    新型コロナウイルスの影響により、オンラインで大学生活を送ることになった新入生が描いた漫画が、大きな話題を呼んでいます。

    期待していた生活とのギャップ、落胆、オンラインでの孤独、悲しみ、やるせなさ…。

    描き手の複雑な思いを感じ取ることができる漫画を、まずはご覧ください。

    期待していた大学生活とは異なって…

    淡々と経っていった月日。

    「相談できる友達や先輩もいない」

    「オンラインでは学べないことがたくさんあるのに」

    漫画を描いたのは、大学1年生のmaki(@D6Hy1q0FQJuxtPO)さんです。1コマ目にもあるように、2020年の春から東京の美術大学に進学しました。

    makiさんは、「大学生の現状を少しでも多くの人に知ってほしい」という思いで、Twitterに投稿しました。

    「今、この状況で、精神的にも追い詰められている大学生が増えてきています」

    makiさんはどのような大学生活を送っているのか?

    makiさんが受けているオンライン授業には、事前撮影された講義の映像を視聴するオンデマンド型や、決められた時間に講義が始まり教授とやりとりできる同時双方向型など、さまざまなやり方があります。

    授業によっては、ワンクリックするだけで出席がカウントされるものもあるといいます。

    しかし、本来行われる予定だった実技科目については、まったく授業がありません。

    makiさんは、春から始まるはずだった大学生活に期待していたことと、現在の大学生活にギャップを感じているといいます。

    「勉強したかったことができていない、大学の素晴らしい施設が使えない、個性と才能に溢れているであろう同級生や先輩と交流できない…など、期待していたものは数えきれません」

    オンラインでの繋がりに不安

    さらに、1年生だからこど「友達や先輩を知らないため、誰にも相談できない」という苦労があると話します。

    「SNSだけでの繋がりでは、やはり不安なものがあります。

    先生に質問してもすぐに返ってくるわけではないですし、対面授業に比べると、不自由な部分があると思います」

    オンライン授業のメリットについては、makiさんは現在1年生であり、キャンパスに通う大学生活との比較ができないため、わからないということでした。

    Riho Takatsuto / Via BuzzFeed

    現在の大学生活に不安を抱くmakiさん。ですが、通っている大学はすでに、後期もオンラインにすると決定したのだといいます。なお、実技科目がオンラインで行われるかは、未定です。

    文部科学省が2015年に行った調査によると、1年間あたりの授業料は、国立大学の場合535,800円、私立大学の場合は868,447円です。

    大学に通うためには、授業料としてこれだけの金額が必要となります。

    大学に通うためには、授業だけで多額な費用が必要となりますが、makiさんの通う美術大学では全国平均を上回るおよそ200万円かかるといいます。

    大学生たちの共感に「諦めずに声を上げ続けることが大切」

    makiさんが投稿した漫画は、11.9万リツイート、30万いいねと拡散され、多くのコメントも寄せられました(7月29日時点)。

    「同じ大学1年生の私も、辛くて辛くて仕方ないです」

    「オンラインは楽だからいいよねと言われるけれど、そうじゃないですよね。家でできることなんて、大学と比べると全然違う」

    このように大きな反響を受け、makiさんは次のように話しました。

    「様々な意見があるとは思いますが、同じ大学生がたくさん共感やリツイートをしてくれたことで、こんなにも苦しんでいる大学生がいるんだと改めて感じることができました」

    「諦めずに声を上げ続けることが大切だと思っています。そんな元気も無くなっている学生も多いと思いますが…」

    バズフィード・ジャパン ニュースインターン

    Contact Riho Takatsuto at riho.takatsuto@buzzfeed.com.

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