気がついたら、棚がこんなことに!
缶詰の蓋が開き、飛び散ったみつ豆...。まあるいチーズさん(@midorimagica)が、Twitterに投稿した台所の写真です。
なんと、缶詰が爆発して、中身が漏れたのです。「みつ豆の汁は、80センチほど離れた冷蔵庫の側面にも飛び散っていました」とBuzzFeed Newsに語ります。
意外と爆発は起きている?
「家庭に潜む時限爆弾」。そう表現するのは、ジンさん(@JIN_gelique)です。
桃の缶詰の爆発を経験し、被害についてTwitterに投稿した一人で、こう話します。
「シロップが飛び散り他の缶や棚にこびり付き、拭き取りには苦労しました。爆発時に近くにいたら怪我も大いにあり得ると思いますし、蓋や破片の放置はお子さんやペットにも危ないと思いました」
ジンさんが「家庭に潜む時限爆弾……皆さんお気を付けて……」とツイートしたところ、大きな反響が。1月23日現在、2万件以上リツイートされています。
同様の被害に遭った人が複数人おり、かなり大きな破裂音を聞いた人や、天井の蛍光灯が割れたという人もいたそうです。
どうして破裂するのか?
まあるいチーズさんもジンさんも、缶詰が爆発しているのに気づいた時、とても驚いたといい、缶詰が爆発する可能性があることを知らなかったそうです。
被害に遭った人に共通するのは、缶詰が「賞味期限切れだった」ということです。
日本缶詰びん詰レトルト食品協会は、賞味期限が切れた缶詰についてHPで説明しています。
それによると、賞味期限が切れた後は、貯蔵中の温度などの影響を受けて「品質がきわめてゆるやかに」変化。微生物や化学的な原因で、缶が膨らむことがあるといい、「すべてが危険とはいえませんが、万一の場合を考えて膨らんだ缶詰は利用しないようにしてください」としています。
安全かを見極めるチェックポイント
東京都も注意を呼びかけています。安全かどうかを確認するには、
1.ふたが膨らんでいないか
2.さびていないか
のチェックを勧めています。缶がさびている場合は、缶が腐って穴があき、中に微生物が侵入している可能性があるとしています。
適切な対応とは?
もし缶詰が膨張していたら、適切な対応をとる必要があります。
さまざまななフルーツ缶を販売しているドールによると、そのまま開けようとすると、中身が飛び出すことがあるので、非常に危険だそう。
もし開けずに放置していた場合は、爆発する恐れもあります。この写真のように。だから、適切な対応をしてください。
ドールは、ふくらんだ缶詰の処理方法について、このように紹介しています。
缶詰より大きなバケツもしくは容器に水をはり、缶詰を沈めて、缶きりや千枚通しなどで穴を開けてガスを抜いてから、水中より取り出して缶詰を処理してください。
ポイントは、以下の2点です。
・安全な場所で作業を行うこと
・中に溜まったガスを抜くこと
上記の処理をした後は、普段通り、蓋を開けるようです。
缶詰の爆発についての被害を話してくれた2人は、缶詰を点検する大切さを訴えています。
読者の皆様も、いま一度、缶詰の点検をしてみてください。そして、万が一のことに備え、家族や友人にも注意を呼びかけてください。