「男はビールで、女はカクテル?」思い込みを崩す、ビール会社のCMが話題

    性別で好きなものを判断してしまったことや、されたことはありませんか?「飲み物にジェンダーはない」。そんなメッセージを伝える大手ビールメーカー「ハイネケン」のCMが大きな反響を呼んでいます。

    大手ビールメーカー「ハイネケン」のCMに、あなたは何を感じますか?

    Drinks have no gender. What’s your drink of choice? Cheers to all! #Cheerstoall #Heineken

    Heineken / Via Twitter: @Heineken

    *公式Twitterアカウントには「法律で定められた飲酒可能な年齢に満たない人が、ツイートを共有や見ることはしないでください」とも書かれているため、未成年の閲覧には注意が必要です。

    「Drinks have no gender(飲み物にジェンダーはないのです)」という言葉を添えて、2月6日にハイネケンの公式Twitter(@Heineken)に投稿されました。

    「Enjoy exactly what you ordered(あなたが注文した通りのものを楽しんで)」というキャッチコピーからはじまる、このCM。男女がそれぞれ「自分の飲みたいもの」で乾杯する姿が印象的です。

    最後には「Men drink cocktails too(男性もカクテルを飲みます)」のメッセージ。多くの人が「女性はカクテル、男性はビールを飲むものだ」という「思い込み」を持っていることに気づかされます。

    日本でもこの動画を紹介する「男はこれ、女はこれ、という無意識な決めつけ(ジェンダーバイアス)をテーマにした素敵なCM」というツイートが拡散。多くの人の共感を呼んでいます。

    観た人の心を打つメッセージ

    動画を見た人からは、「このCMを見て元気が出た」「ビールを注文するのがおかしいかと思っていたけど、好きなものを飲めばいいと思った」というポジティブな声が多く寄せられています。

    「経験していることそのままだった」「いつも反対に出されていたのを思い出した」と、自らの体験を振り返る人も。「接客中は、イメージだけで置かないように気をつけています」という、お店側からの声もありました。

    アルコール度数の高いものを頼んだ時に置いてもらえない女性。甘い飲み物を頼んだ時に置いてもらえない男性。注文を再確認された経験がある人や、大盛りの料理を「置かれる」「置かれない」の経験をシェアする人もいました。

    当たり前を崩すようなCMをきっかけに、性別ではなく「その人」はなにが好きかを考えられるようにしていきたいですね。