「あなたすごいね」と褒められた時、真っ先に否定してしまうことはありませんか。
「自分は大したことないから」と思ってしまう原因は、どこから来るのでしょう。
見知らぬ人から突然「ブス」と言われた過去があり、自分への自信を失いかけた経験を描いた漫画が、Twitterで「わかりすぎる」と注目集めています。
タイトルは「私はめちゃくちゃ自信がないけど、褒められたらありがとうと伝える」。
「素敵な考え方」「見習いたい」というコメントがつく漫画を、ご覧ください。
いきなり容姿についてキレられて…

褒められても、受け止められなくなった。

嬉しいことがあっても、あの時の声が「勘違いするな」と言ってくる。

謙遜した時の、相手の気持ちを考えてみた。

どっちも困らせてる…!?

「変わらなきゃ」と、決意して…




この漫画を描いたのは、イラストレーターのありまさん(@arimama_umauma)です。1歳半の子どもを育てており、Twitterには、そのイラストを多く投稿しています。
今回の漫画は、「もう過去のことを思い出して暗い気持ちで生きるのはやめる!という自分自身への決意表明」として描きました。
「また、いつも応援してくださるフォロワーさん達からの『すき』をしっかりと受けとって、力にします!という気持ちも込めました」
自分に自信が持てなかった、けど…
急な罵倒をされた高校1年生の頃から、ありまさんは10年以上、ずっと悲しい気持ちを抱えていました。
褒められたら「ありがとう」と返そうと決意しても、はじめは難しいと感じることがあったといいます。
「『ありがとうって言ってごめんなさい、勘違いしてごめんなさい』という気持ちでいっぱいでした」
ですが、そうした恥ずかしさや罪悪感よりも、相手に不快感を与えないことが重要だ!と思い、とにかく軸を自分から相手にシフトするようにしたのだといいます。
行動を変えてみたら、どんな変化があったか
漫画の6枚目には、自身の変化がこのように描かれています。
お世辞か本気かは考えずに、ただほめ言葉だけをしっかり受けとる
そうしたらだんだん自分のことを許せるようになってきた
相手の反応にも変化がありました。褒められた後の会話が、明るくなったのだといいます。
「否定していた頃は、『褒められる→否定する→フォローしてくれる→それも否定する…』の負のループでした。それで無駄に気力を消耗させてしまっていました。
それが、『褒められる→ありがとう!→お互いハッピー!』になりました」と、ありまさんは笑って話します。
漫画を投稿したツイートは、3.5万いいね、1.2万リツイートと大きな反響がありました。コメントを読んだありまさんは、こう話しています。
「こんなにたくさんの方が自分と同じような体験をされていたのだと、とてもびっくりしました。
実生活で、また、SNSで、心ない言葉に傷ついて、それが原因で人生観が変わってしまう…そんな悲しいことは、そろそろなくなってほしいな…と思いました」