これ現実なの……!? 美しすぎるスキー場が話題です。
たかやんさん(@shio_amai)がTwitterに、リフトに乗車しながら撮影した動画を投稿したところ、7千回リツイートされ、3万2千回を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄には「ずっと見ていられる…」「もはや綺麗過ぎて怖い」「ナイターしたくなる」と反響が寄せられています。
動画は、山形県にある蔵王温泉スキー場で、リフトに乗車しながら撮影されたもの。
幻想的な白銀の世界が広がっており、「雪の花を咲かせたトンネル」のようです。日本に、こんなにも美しい風景を見られる場所があるとは……驚きです。
BuzzFeedは投稿者のたかやんさんに話を聞きました。
山形県民のたかやんさんは、スノーボード歴11年。年間60日前後のペースで滑っているのだそう。
この日、動画を撮影した背景を、こう振り返ります。
「蔵王温泉のナイターに連日通っているのですが、この日は特に霧氷(むひょう)の林が綺麗だったので、撮影しました」
そもそもどうして数あるスキー場の中でも、蔵王温泉スキー場を好んで通っているのかというと、2つの理由がありました。
「日本最大面積のスキー場で、積雪量が豊富です。そして、スキー場も広大で、強風などでリフトが止まっても、スキー場内のどこかのリフトは影響を受けずに動いています」
「なので『今日はリフトが止まって滑れない…』ということが、めったにない点が好きです」
いつまで見られるかは、わからないけれども……?
霧氷を見たときはやはり、非日常的な風景にゾクゾクしたといい、実際に見たいと思った人に向けて、こう伝えます。
「霧氷の林ができている間は見ることができます。もちろん、降雪に伴う視界不良などがあれば、同じ景色は見られないですが、それはそれで自然のつくり出す、別の幻想的な景色になるかと思います」
寄せられた反響に喜ぶワケ。コロナ後のことを考えて。
実は蔵王温泉スキー場では、霧氷以外にも、ある一定の条件を満たした気候で発生する「樹氷」を見ることができる珍しいスキー場です。
雪はパウダースノーで、たかやんさんは「雪を握ったときに雪玉が作れずに崩れてしまう…そんな軽く柔らかい雪が特徴的ですので初心者にもオススメです」と太鼓判を押します。
多くの人から寄せられた反響を受け、「コロナの影響でスキー場の営業が厳しいと聞いておりました」と話すと、こう続けます。
「少しでも山形の良いところを紹介して、コロナが落ち着いたら、行きたい観光地の候補に山形県を選んでいただけたらと思っています。ですので、皆様のリツイートと『いいね』を、大変嬉しく思っております」
良いところがたくさんの山形県。いつか観光に行きたい!
最後に、山形県の良いところを尋ねてみました。
「食べ物と温泉です。食べ物は特に蕎麦とラーメンが美味いです!山形県には、日本酒で有名な『十四代』の高木酒造もあります」
「また、山形蔵王の温泉は泉質が強酸性硫黄泉なので、肌の弱い人にはオススメできませんが、酸のおかげか、肌がツヤツヤ、すべすべの美肌になります」
ちなみに、雪があまりに降りすぎて、春からオープンすることで有名な県内の月山(がっさん)スキー場も、たかやんさんのお気に入り。
全国的にはシーズンオフの毎年4月上旬にオープンし、7月頃まで滑ることのできる月山スキー場は、滑り足りないスキーヤーやスノーボーダーたちから愛される場所です。
JR東日本の運転士だというご友人が撮影したというPR動画を見ると、その良さが伝わってきます。
いつかコロナ禍が落ち着いたら、霧氷も見たいし……温泉にも入りたいし……お蕎麦やラーメンも食べにいきたい……! そう思わせてくる山形県でした。