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転職を希望したサラリーマン。上司に言われた言葉に「泣けてきます」と反響

上司の責任ってこういうことか……。

漫画家の吉本ユータヌキ(@horahareta13)さんがTwitterに漫画を投稿したところ、7千回以上の「いいね」が集まり、話題になりました。

4ページの漫画のタイトルは「転職したいことが上司にバレて呼び出された話」でした。

漫画に登場する上司のアツい激励に、「読み返せば読み返すほど、泣けてきます」「部長おおおお!! 」「こんな会社、入りたい··」など、感動する人からのコメントが多く寄せられました。

ストーリーは、主人公がパン屋の求人を目にするところから始まりますーー。

BuzzFeedは作者に話を聞きました。

2019年まで会社員として働いていた、吉本ユータヌキさん。

現在は漫画家に転向し、多くの作品を生み出しています。

そんな彼のモットーは「無理しすぎない頑張りすぎない」とのこと。読者の肩の力が抜けるような、エッセイ漫画を意識しているそうです。

漫画は以前、会社員として働いていたときの願望や、その当時の妄想をもとに描かれたものでした。

「フィクションと実体験の間と言いますか……。会社員時代に上司とソリが合わなくて、ぶつかって転職することが多かったんです。なので、『こんな上司だったらよかったのにな~』という妄想から(漫画を)作りました」

吉本さんのnoteによると、最近ずっとどうして自分が漫画を描いているのか、モヤモヤとした考えを巡らせていたそう。

それでも、手を動かしていくうちに「優しいマンガが描きたいのかもしれない」と気がついたんだとか。

「自分が報われなかったこととか、悔しいと思ったこととか、傷ついてきたことを、前向きな形で表現したいと思ってるかもと思った」

「この今回の4P漫画描いてモヤモヤが晴れたかも。読んで欲しいと思ってる人がいて、ちゃんと届けたいと想いを込めて描けた。うん、やっぱり手紙みたいなもんやなって思った」
noteより)

吉本さん自身、作品を描き終えるにつれて、過去の自分を客観視できるようになったそう。

「上の回答で『上司とソリが合わなくて』と書いたんですが、この漫画を描きながら思い返すと、自分の考え方が子どもだったなと、当時の上司に申し訳ない気持ちも湧いてきました」

「(当時は)全てを自分の思い通りに進めたいということや、自分勝手なことばかり考えていました……。反省です!」

漫画を読んだ人が、上司、部下、どちらの立場であっても、勇気や励みになれれば嬉しいと思いを込めます。

「少しでも夢に向かうことに対して遠慮してる方がいたら、思い切って踏み出してほしいです」

「そして、上司の立場の方には、そんな部下がいたら、全力で背中を押してあげてほしいです」