奈良公園で記念撮影をするときに、とても役に立つものがあります。その正体がなにか、みなさんご存知ですか?👀

「あるものの配置」とは、奈良でおなじみの「鹿せんべい」。それを鹿に食べさせながら、撮影するのが良いそうなんです。

BuzzFeedは撮影者のKen Isakaさんに話を聞きました。

こんなに天才的な方法があったとは……。もし奈良公園に行く機会があったら試したい。
Twitterに「鹿との撮影はカメラよりも、あるものの配置が大事」なのだと投稿したフリーランスのフォトグラファーがいます。
彼は奈良県出身で、関西を中心に撮影をしているKen Isakaさんです。
投稿したツイートには約5千回のリツイートに加え、約2万の「いいね」が集まっています。
リプライでは「そういうからくりだったのか~!!!」「これは影の苦労……驚きです」など、アイデアに驚く人が続出しています。
もう一つポイントが。それは地面を綺麗に掃除した上でポーズをとっているのです。たしかに大事ですよね。
時間がない時や鹿のノリが悪い時には、ヘアメイクさんに鹿せんべい持ってもらうこともあるのだとリプライ欄で説明しています。
この「鹿のノリが悪い」時というのは、観光客が多い時に起こりがちなんだとか。
「みんなお腹いっぱいで鹿せんべい欲がない時があって……。その時は本当に大変です」
「鹿のポーズを決めてから、あとで(ヘアメイクさんの姿を)フォトショップで消します」
出身が奈良県ということもあり、鹿にはとても愛着があるそうです。
「野生の動物と写真を撮れるロケ地が少ない」ため、これまで100回以上奈良公園で撮影しているといいます。
「鹿撮影のプロ」ですね。
そんな彼でも奈良公園での撮影時には、いつも気をつけていることがあるんだとか。
「気性の荒そうな鹿には近づかないこと、誤食させないために鹿せんべい以外の食べ物を持っていかないことです」
鹿せんべいさえあれば、同じように写真が撮れると思っていると大変な目にあう可能性もあるようです。撮影中の注意点も教えてくれました。
「鹿が頭をオジキするようなポーズをとる時があって可愛いのですが、それは威嚇のポーズです。その時には鹿から少し離れた方が良いと思います」
「鹿を無理やり連れてこようとしても、無理があったり、危なかったりします。時間をかけて、鹿が慣れるまでは、同じ空間にいて、鹿せんべいをあげるなどしてから、撮影すると良い写真が撮れると思います」