生理のとき、実際に必要とするグッズがどんなものかわかってる? ある女性の描いたイラストに「義務教育にしてほしい」

    生理のとき、どれだけのアイテムが必要なのか可視化してみた結果……?

    KYCOさん(@KYCO_slkmt)さんが、Twitterに「生理の貧困」に関する意見とイラストを投稿したところ、1万2千回以上リツイートされ、2万3千回を超える「いいね」が集まりました。

    イラストは、生理にまつわる、必要なグッズを可視化したものでした。

    リプライ欄では「年間でいくらくらいなんだろ、私」「これは義務教育にしてほしい」「そうだよなぁ。私は痛み止めの薬とか夜用ナプキンで金消える」など、生理のある人特有の出費事情に、共感の声が寄せられています。

    実際に必要なものを描きだしてみると、想像よりもたくさんのアイテムが必要だとわかるのではないでしょうか。

    KYCOさんのTwitterより / Via Twitter: @KYCO_slkmt

    「ナプキン」と一口に言っても、夜用のロングタイプのものや、羽つき、羽なし、オーガニックコットン使用のものなど、様々な種類があります。

    そして、人によって生理の症状は異なります。そのため、鎮痛剤やカイロなどが必要な人もおり、その分、出費がかさむのです。

    ツイートされたイラストでは、関心を持たないと知る機会のない内容が描かれていたのです。生理に関してなぜ発信しようと思ったのでしょうか。

    BuzzFeedは20代のKYCOさんを取材しました。

    KYCOさんが投稿したきっかけは、朝日新聞が記事で紹介した生理用品に対する一般男性の感想をTwitterで目にしたからでした。

    記事の文章には「生理用品はそんなに高いものではないのに、貧困で買えないとは理解できない。買えないのではなく、買わないのではないのか」「生理への考えの貧困だと思う」などと記されていました。

    Twitter上で、これまでも似たような意見を目にしたといい、その都度、憤りを感じたといいます。

    そして、「生理の貧困に関して、金銭面の話で『たかが数百円』と思ってる人と実際に必要なものとでだいぶギャップがあるなぁ」とイラストを添えて投稿したのでした。

    イラストの左側にあるナプキンには「特価120円」の記載が。これにも意図があるとのこと。

    KYCOさんのTwitterより / Via Twitter: @KYCO_slkmt

    「左側のナプキンは、過去に生理の貧困に関するツイートで『(ナプキンなんて)100円程度で売ってるだろ』というのを目にしたことがありました。実際に、特価で店先の目に付く所に置かれているナプキンも、同じくらいの値段だったことから『そういった認識なのかな』と」

    一方、右側には自身が使っているグッズを描きました。KYCOさんは「たかが数百円」で済まない1人なのです。

    KYCOさんのTwitterより / Via Twitter: @KYCO_slkmt

    もともと生理が重く、治療のために低用量ピルを服薬。診察費や鎮痛剤などを含め、年間の出費額は4万円ほどになるといいます。

    そして、生理痛や貧血などの症状が酷ければ、その対処を優先し、薬代を理由に衛生用品を買う優先度が低くなりがちになるとも指摘します。

    「もし経済的にナプキンかピルか、どちらかを選ばざるを得なくなったら、衛生用品を買えなくなっても、ピルを選ぶと思います。ただこれは私の場合の話なので、よりお金のかかる治療の方を諦める方もいると思います」

    私は元々生理が重く、右側の品+足用カイロ+カフェ錠剤が必要で ピルの服用を初めてから諸々改善されたので、今は 衛生用品(安いの)、ピル、診察、イブプロフェン系鎮痛剤(ロキソニンより弱いが安い)で月3000円代の出費です 定期検査(ピル服用に伴う)や生理用パンツの買替えを含めると年間4万ぐらいかな

    KYCOさんのTwitterより / Via Twitter: @KYCO_slkmt

    イラストへの大きな反響を受け、「知ってくれてありがとうの気持ちです」と感謝します。

    「リプや引用ツイートの中で『知らなかった』と言う声も多々見受けられました。この問題は、男女問わず注目されているのだなと再認識しました」

    「正直ただの愚痴のつもりだったので、まさかここまでバズるとは……。絵も字も殴り書きでお恥ずかしいです。ただ絵や具体的な数字にしたことで可視化しやすくなり、結果多くの人に気に留めていただけたなら良かったかなと」


    ※生理が重い方へ。

    経血量が多い場合や、激しい痛みが伴う場合には、子宮内膜症や子宮筋腫など、婦人系の病気が疑われることもあります。心当たりのある方は、婦人科への受診をご検討ください。

    Contact Reona Hisamatsu at reona.hisamatsu@buzzfeed.com.

    Got a confidential tip? Submit it here