緊急時は数分が命取りになるから。今だけは「その」習慣やめてみませんか?
「マニキュア、ジェルネイルはなるべくやめて下さい」
「新型コロナウイルスが流行する前からネイルの問題はよくあることでした」
産婦人科医の太田寛医師も、BuzzFeed Medicalの妊婦を対象とした寄稿でこう警鐘を鳴らしていました。
「呼吸状態・血液循環状態などを確認したいような危機的な状況の時に、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2、医療者はサチュレーションと呼びます)が測れないことは、とても危険です」
「昔はマニキュアしか無かったので、除光液で比較的簡単に落とすことができていました。救命救急センターには除光液が常備されていて、すぐにマニキュアを落としていたのです。ところが、ネイルはそんなに簡単には外せないために、一分一秒を無駄にできない状況では、大きな問題になります」
最悪、マニキュアは除光液で取ることができるものの、ジェルネイルを素人が取るのは至難の技。ヤスリでジェルを削って、除光液に浸したコットンを爪に置いて上からアルミホイルを巻いてしばらくを置いて……と時間がかかるのです。
できるだけ自分の体調の変化に気付いたら、ネイルはオフするようにしたいですね。